作者
くすはら順子 作
内容紹介
おばあさんが山の中で営む小さな温泉。
優しいおばあさんは、温泉に入りたいこざるのことも歓迎してあげます。
ある日、おばあさんの留守にお客さんがやってきました。
こざるは、いつもおばあさんがしてくれるおもてなしを思い出して、温泉にやってきた親子をもてなします。
接客に奮闘するこざるを、思わず応援したくなるお話です。

担当編集者 より
おばあさんが山の中で営む小さな温泉。優しいおばあさんは、温泉に入りたいこざるのことも歓迎してあげます。
ある日、おばあさんの留守にお客さんがやってきました。こざるは、いつもおばあさんがしてくれるおもてなしを思い出して、温泉にやってきた親子をもてなします。接客に奮闘するこざるの懸命な様子に、思わずこざるを応援したくなるお話です。
作者のくすはら順子さんは、『おうさまのさる』(文研出版)など多くの著作があるイラストレーター・絵本作家です(神奈川在住)。福音館で絵本を発表するのは本作が初めてとなります。
くすはらさんは作画にあたり、こざるを最も魅力的に描く方法を探るため、さまざまな画材や手法を試してくださいました。そしてたどりついたのは、割り箸ペンによる描線。勢いと味わいのあるタッチは、元気で愛らしいこざるにぴったりです。
もうひとつ、試行錯誤されたのが、こざるが話す「サル語」でした。なかなか簡単には通じ合うことが難しい人とサル、その交流の鍵をにぎるのが、身振りとことばだからです。こざるが懸命に話すサル語にも、ぜひご注目ください。
キキキ キキキキキ キキキイ!(どうぞ おたのしみ ください!)
作者情報
くすはら順子(くすはらじゅんこ)
1960年福岡県生まれ、大阪育ち。紙粘土や陶芸など立体作品も手がける。絵本に『じゅうにしのおはなし』(ゆきのゆみこ・文)、『あっぷっぷ』(以上ひさかたチャイルド)、近著に『はじめてのうみ』(山下明生・文/チャイルド本社)などがある。神奈川県在住。
書誌情報
読んであげるなら | :4才から |
自分で読むなら | :― |
定価 | :460円(税込) |
ページ数 | :28ページ |
サイズ | :26×19cm |
初版年月日 | :2024年11月01日 |
通巻 | :こどものとも年中向き 464号 |