作者


中島良二

内容紹介


カンガルーの赤ちゃんは、1円玉ほどの小ささで産まれ、母親の安全で快適な袋の中で大きく育ちます。

やがて袋から出たり入ったりするようになり、母親から色々教わりながら、袋を卒業する準備をします。

安全で快適なお腹の袋の秘密とともに、赤ちゃんが様々なことを学び経験していく姿を描き、成長の喜びを伝える絵本です。

編集担当者 より


お母さんのお腹からひょっこり顔を出している姿が愛らしい、カンガルーの赤ちゃん。

この作品では、小さく産まれた赤ちゃんが育つ安全・快適な袋の秘密を描くとともに、赤ちゃんが外界について様々なことを学び経験して、大きく成長していく姿を追いかけます。

その成長物語は、ちょうど対象年齢の子どもたちが自分自身を重ねられるようなストーリーになっています。

著者は、動物の絵を得意とする中島良二さん。

監修の動物園の園長先生は、中島さんの絵を「動物のことをよく知っている方」と絶賛しました。

“カンガルー博士”といえるほどカンガルーについて調べ上げた中島さんが描く、素朴で愛らしいタッチながら骨格や特徴を正確に捉えた絵で、カンガルーの袋の面白さ、成長の喜びを伝える絵本です。

作者情報


中島良二(なかじまりょうじ)


1976年大阪市生まれ。神戸大学発達科学部・人間行動表現学科卒業。大学院を中退後、フリーの絵描き、イラストレーターに。動物を主なモチーフとして、雑誌、書籍、広告、パッケージ、ステーショナリーグッズなど、様々なジャンルで活躍中。個展も多数開催している。絵を手がけた絵本作品に『きゅうじつのどうぶつえん あいうえお』(キンダーおはなしえほん)がある。

書誌情報


読んであげるなら:5・6才から
自分で読むなら:―
定価:440円(税込)
ページ数:28ページ
サイズ:25×23cm
初版年月日:2020年08月01日
通巻:かがくのとも 617号