作者
とみながまい 作
内容紹介
女の子とヤマネコが、一緒にスイートポテトを作ります。
食いしんぼうなヤマネコは、出来上がりが待ちきれません。
スイートポテトを「すいっとぽてっと」と聞き間違えて、「すいっとぽてっとの歌」を歌って踊って、いまかいまかと待ちわびます。
この絵本を読んだあとは、スイートポテトを作りたくなること、食べたくなること、間違いなしです。
担当編集者 より
人間の女の子・きーちゃんと山に住むヤマネコのスイートポテトづくりのお話は、作者である、とみながまいさんの小さな頃のお菓子作りの記憶から生まれました。
「すいっとぽてっと」の歌を陽気に歌いながら、出来上がりを待ちわびるヤマネコ、なんだかわんぱくざかりの子どものようですよね。対するきーちゃんは、ヤマネコの気持ちをやさしく受けとめる、穏やかな子で、対照的なふたりのやりとりに思わず笑ってしまいます。
とみながさんにとって、ヤマネコは思い入れの深い動物だそう。というのも、とみながさんが読み聞かせ活動を行っている井の頭自然文化園では、アムールヤマネコの展示・繁殖や、絶滅危惧種であるツシマヤマネコの保護増殖事業に力を入れていて、ヤマネコ祭という催しまであるのだとか。
おいしくてゆかいなこの物語を楽しんだあとは、スイートポテトを作りたくなること、食べたくなること、間違いなしです。
作者情報
とみながまい
東京都生まれ。多摩美術大学卒業。映画や子ども番組等の監督を経て絵本作家に。絵本に『あずきの あんちゃん ずんちゃん きんちゃん』、『ぞーっくしょん!』(「こどものとも年中向き」2019年2月号)『タヌキのキヌコ』(「同」2023年4月号)『ねこまたえん』(「こどものとも」2022年7月号/以上、福音館書店)、『うれないやきそばパン』(金の星社)、『おふろそうじ きんぎょたい』(世界文化社)、『あなふさぎのジグモンタ』『あなふさぎのジグモンタとおおきなあな』(ひさかたチャイルド)など。
書誌情報
読んであげるなら | :4才から |
自分で読むなら | :― |
定価 | :460円(税込) |
ページ数 | :28ページ |
サイズ | :26×19cm |
初版年月日 | :2024年10月01日 |
通巻 | :こどものとも年中向き 463号 |