作者
MAYAMAXX 絵と文
内容紹介
オランウータンのおらんちゃんは、朝起きると、ぶらんぶらんと森を散歩します。
それから大好きなバナナをむしゃむしゃ食べて、お兄ちゃんと遊びます。
あれあれ、おらんちゃんは、森の中でふしぎなものを見つけました。
いったい何だろう?
天真爛漫なオランウータンの子どもの一日を力強く描きます。
担当編集者 より
MAYA MAXXさんが『おらんちゃん』を描こうと思ったきっかけは、オランウータンの子どもと3~4歳の子どもの様子が重なったことだそうです。
3~4歳の子どもは、行動範囲が広がり、興味や感心が増え、身のまわりの世界を発見していく時期です。
思いきり遊び、自分の世界をどんどん広げ、家に帰ってごはんを食べて、眠る。そんな「完璧な一日」を過ごしています。
その様子が、オランウータンの子どもと重なったそうです。
「きょうも とっても たのしかったね。あしたも きっと たのしいね」という絵本の最後の文章は、おらんちゃんへの言葉ですが、MAYA MAXXさんから読者の子どもたちへの祝福の言葉のようにも受けとれます。
そんな幸福感に包まれた気持ちを、おらんちゃんと一緒にどうぞ味わってください。
作者情報
MAYAMAXX(まやまっくす)
1961年、愛媛県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。1993年、初の個展「COMING AND GOING」を行う。以後、個展の開催、CDジャケット・CMなどへのイラスト提供、テレビ出演など幅広く活動。絵本に、『しろねこ しろちゃん』(森 佐智子 文)『ちゅっ ちゅっ』『らっこちゃん』『ばあちゃんがいる』(伊藤比呂美 文・「こどものとも」2019年9月号)『さるが いっぴき』(「同」2018年8月号)『ぱんだちゃん』(「こどものとも0.1.2.」2018年4月号)『テントウムシの いちねん』(澤口たまみ 文・「かがくのとも」2013年4月号/以上、福音館書店)『ねこ どんなかお』(村上しいこ 文/講談社)『トンちゃんってそういうネコ』(KADOKAWA)などがある。
書誌情報
読んであげるなら | :2才から |
自分で読むなら | :― |
定価 | :440円(税込) |
ページ数 | :24ページ |
サイズ | :21×20cm |
初版年月日 | :2021年06月01日 |
通巻 | :こどものとも年少版 531号 |