作者
にしむらあつこ 作・絵
内容紹介
ギコギコキーと自転車をこいで、ホネホネさんは、村の動物たちに郵便を届けます。
夏休み前、みんなは夏の旅行のお誘いの手紙を受け取ります。
トリオくんはカモメさんから氷の山へのお誘い、ニョロコさんはワニオくんからジャングルおしゃれコンテストへのお誘い、ブタヤマさんの子どもたちは山のイノキチからの花火大会お誘い、池のナマズさんはアンコウさんからの海へお誘い。
そして夏休み、みんなはそれぞれの旅へ出かけます!
担当編集者 より
骸骨のゆうびんやさんのホネホネさんは、村の動物たちに毎日郵便を配達します。
ギコギコギーと自転車をこいで。
この絵本の季節は夏。
鳥のトリオくん、蛇のニョロコさん、池にすむなまずさん、ぶたやまさんちのこぶたたち、みんな遠くにすむともだちから、嬉しい旅のお誘いの手紙をもらいます。
そして待ちに待った夏休み、みんなそれぞれ、たびだちます。「いってきまーす!」
そして、ホネホネさんもガールフレンドのホネコさんから、嬉しい手紙をもらいます。「こんどのお休みに、自転車ののりかた教えてね」と。
もの静かな青年のゆうびんやさん、ホネホネさんをとおして描かれる村の動物たちの楽しい暮らし。
このあと、「ホネホネさんの絵本」は「こどものとも年中向き」で、冬のまきの「ゆきのひのホネホネさん」(177号)春のまきの「はるかぜのホネホネさん」(195号)と続きました。
ホネホネさんの絵本は子どもたちに大人気。後の2冊を読んだたくさんの方たちから、一冊目もよみたい!と強い要望がたくさん寄せられました。
モノトーンで描かれながら、暖かくなごやかな印象なのは、ここに描かれている世界が、生活の細部への、それぞれの動物の暮らしへの作者のあたたかいまなざしに支えられているからでしょう。
若い作者によるすてきなシリーズの一作目を広く、一般の読者かたたちの目にふれる形で出版できることを、うれしく思います。
作者情報
にしむらあつこ
1972年東京に生まれる。文化服装学院で洋裁を学ぶ。卒業後、絵本の制作を始める。 絵本に『ゆうびんやのホネホネさん』『ゆきのひのホネホネさん』『はるかぜのホネ ホネさん』(以上「こどものとも年中向き」)、『野をこえて』(ピリケン出版) 『オーパさんのおいしいりんご』(金の星社)などがある。「おおきなポケット」 (福音館書店)にマンガ『ハスの池小学校』連載中。東京在住。
書誌情報
読んであげるなら | :4才から |
自分で読むなら | :― |
定価 | :440円(税込) |
ページ数 | :28ページ |
サイズ | :26×19cm |
初版年月日 | :1998年07月01日(こどものとも年中向き) |
通巻 | :- |
※「こどものともセレクション」・「えほんのいりぐち」は、一般の書店では販売しておりません。園で申し込みチラシが配られた場合や、園から案内があった場合のみ、ご購入が可能です。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。