作者


岸田今日子 作/佐野洋子 絵 

内容紹介


オムツを卒業して、自分ひとりでパンツがはけるようになることは、小さな子どもたちにとって一大イベントです。

主人公はほんのりピンクの頬のこぶたの女の子。

ひとりでトイレに行って、ひとりでパンツをはこうと頑張ります。

「パンツはね、はじめに かたあし いれるでしょ」と、ひとつひとつのこぶたの動作に、子どもたちは親近感を覚えること間違いなし。

こぶたの真剣な表情にも思わず笑みがこぼれてしまいます。


ようやく両足をパンツの穴にいれて、腰までひきあげて、やっとはけたたと思ったら……。

「あーあ せっかく はいたのに うらがえし」と、愉快などんでん返しが待っています。

最後のページにはこの作品をテーマにした歌の楽譜も掲載しています。
 

作者情報


岸田今日子(きしだきょうこ)


1930-2006 東京生まれ。文学座、雲を経て、演劇集団・円所属。女優、「円・こどもステージ」の企画者として活躍。舞台の出演作に『サロメ』『欲望という名の電車』『更地』など。映画に『砂の女』『秋刀魚の味』など。テレビに『傷だらけの天使』『あ・うん』など。ムーミンの声優としても知られる。絵本に『ちょっと まって』(絵・佐野洋子・福音館書店)がある。 

佐野洋子(さのようこ)


1938-2010 北京生まれ。武蔵野美術大学デザイン科卒業。ベルリン造形大学でリトグラフを学ぶ。絵本作家として多くの作品を発表する一方、作家、エッセイストとしても活躍。絵本に『100万回生きたねこ』『おじさんのかさ』(以上講談社)など、絵本の翻訳に『かあさんのいす』(あかね書房)などがある。岸田今日子さんとの共作の絵本に『ちょっと まって』(福音館書店)。                     

書誌情報


読んであげるなら:2才から
自分で読むなら:―
定価:440円(税込)
ページ数:24ページ
サイズ:21×20cm
初版年月日:2007年5月1日(こどものとも年少版)
通巻:−

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