作者


西村敏雄

内容紹介


森の奥でおふろがわいています。

ライオンがやってきて、体を洗い始めました。

そこへゾウがやってきました。

「ゾウさん、わたしのせなかをあらってもらえませんか」。

ライオンが頼むと、「はい、いいですよ」。

ゾウはライオンの背中を洗ってあげます。

ワニ、ブタ、……次から次へといろいろな動物がやってきて、最後に来たのはウサギ。みんなで輪になり、前に座る動物の背中を流します。

「ごしごししゅっしゅ ごしごししゅっしゅ あぶくぶくぶく ごしごししゅっしゅ」。

お湯をザブーンとかけ合い、おふろへドボーンと入り、ゆっくりお湯につかって、あー、極楽極楽、いい気持ち!


思わず笑ってしまうユーモアたっぷりの本作品。

月刊誌「こどものとも年少版」掲載時には、「子どもたちがみんなで輪になって『ごしごししゅっしゅ ごしごししゅっしゅ』とやってますよ」と、園からもたくさんおたよりをいただきました。

動物の独特な表情も魅力的な、底抜けに楽しい絵本です。

作者情報


西村敏雄(にしむらとしお)


1964年、愛知県に生まれる。東京造形大学デザイン科卒業。インテリアとテキスタイルのデザイナーとして活動後、絵本の創作を始める。主な絵本に『バルバルさん』『もりのおふろ』『もりのおふとん』『どうぶつサーカス はじまるよ』『さかさことばでうんどうかい〈新版〉』(以上、福音館書店)『どろぼうだっそうだいさくせん!』(偕成社)『ぼくは孫』(岩崎書店)『かさじぞう』(あかね書房)『ライオンのすてきないえ』(学研)『うんこ!』『わたしはあかねこ』(ともに文溪堂)『ふくろうのダルトリー』(ブロンズ新社)などがある。第3回 MOE絵本屋さん大賞、第1回リブロ絵本大賞、他受賞多数。東京都在住。

書誌情報


読んであげるなら:2才から
自分で読むなら:―
定価:460円(税込)
ページ数:24ページ
サイズ:21×20cm
初版年月日:2004年5月1日(こどものとも年少版)
通巻:-

※「こどものともセレクション」・「えほんのいりぐち」は、一般の書店では販売しておりません。園で申し込みチラシが配られた場合や、園から案内があった場合のみ、ご購入が可能です。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。