作者


鎌田歩

内容紹介


「ピカッ」。信号の光が、赤から青に変わりました。

車が走り出します。「チッカ チッカ チッカ」。

自動車が、オレンジの光を点滅させたほうに曲がっていきました。

信号の光、車のウインカーの光、ブレーキランプやハザードランプなど、交差点には光があふれています。

交差点の光には、皆が安全に道路を使えるよう、様々なメッセージが込められています。

編集担当者 より


 

信号や車から発せられる光があふれる交差点。信号の光の色によって進んでよいか、停まるべきかを判断したり、車のランプの点滅によって曲がる方向を予測したり。また、車のための信号の光は「青(緑)」「黄」「赤」と変わっていきますが、歩行者用信号は「青」「青の点滅」「赤」と変化します。大人にとっては当たり前の光景ですが、子どもたちは「どうして光っているんだろう? あの光の色の意味はなに?」と新鮮な驚きをもって捉えられるはずです。
そんな交差点にあふれる光を描いてくださったのは、『ふみきりくん』(福音館書店)で遮断機の活躍(遮断機の赤い光の点滅も「列車が通過します」というひとつのメッセージですね!)を描いた鎌田歩さんです。近年、活動の拠点を石川県金沢市に移した鎌田さん。新天地を散策しながら、交差点にあふれる光を丁寧に拾い集めて描いた『まがりまーす とまりまーす』、ぜひともお楽しみください。

作者情報


鎌田歩(かまたあゆみ)


1969年、東京都生まれ。長野県松本市で少年時代を過ごす。絵本に『まがりまーす とまりまーす』(「ちいさなかがくのとも」2025年2月号)『飛行機しゅっぱつ!』『新幹線しゅっぱつ!』『路線バスしゅっぱつ!』『ふみきりくん』『巨大空港』『パワーショベル!』(以上、福音館書店)、『すごいぞ!!きょうりゅう』『はこぶ』(以上、教育画劇)、『しゅつどう! しょうぼうたい』(金の星社)、「はしる! 新幹線」シリーズ(PHP研究所)、『ヘリコプターのぷるたくん』『ちかてつのぎんちゃん』(ともに小学館)、『そらのうえのそうでんせん』『まよなかのせんろ』『雨の日の地下トンネル』(以上、アリス館)などがある。石川県在住。

書誌情報


読んであげるなら:3才から
自分で読むなら:―
定価:460円(税込)
ページ数:24ページ
サイズ:23×20cm
初版年月日:2025年2月01日
通巻:ちいさなかがくのとも 275号