作者


福知伸夫

内容紹介


「だーれか だーれか いませんか?」と、みつばちが花に呼びかけると、花の中から「はーあーい」。てんとうむしが出てきました。

一緒に遊びにいこうと、2匹は連れだって飛んでいきます。また別の花に呼びかけると……。みつばちの「だーれか だーれか いませんか?」の呼びかけに、いろんな虫が応えてくれます。

そのくり返しがうれしい絵本です。

担当編集者 より


 

 みつばちの呼びかけに応えて、花の中にいた虫がいないいないばあのように姿を現すのが楽しいこの絵本。

 そのやりとりがくり返されるたびに、連れだっていく仲間が増えていくのもうれしいですね。


 編集担当が特に好きな場面が、全員で飛んでいく9場面目。

 飛べないありは一緒に行けるのかな? と思ったら、ほかの虫たちが抱えて連れていってくれるアイデアに驚きました。

 みんなで遊びにいく喜びが伝わってきて、つい笑顔になります。愛嬌のある虫たちと、鮮やかで美しい花々は、木版画で描かれています。

 


 


 


 

作者情報


福知伸夫


1968年、東京都生まれ。少年時代は埼玉県浦和市(当時)で育つ。絵本に『とってください』『こちょこちょ』『ぱか ぱか』『おきて おきて』(「こどものとも0.1.2.」2022年2月号)『ころろん ころろん』(「同」2020年2月号)『つないで つないで』(「同」2018年3月号)『せんにんみかん』(「こどものとも」2019年1月号)『じゃりじゃり あくしゅ』(「ちいさなかがくのとも」2024年3月号/以上、福音館書店)『だんだんのみ』『はなたれこぞうさま』(ともに岩波書店)など多数。静岡県在住。

書誌情報


読んであげるなら:0才から
自分で読むなら:―
定価:460円(税込)
ページ数:22ページ
サイズ:20×19cm
初版年月日:2025年5月1日
通巻:こどものとも0.1.2. 362号