作者


高橋幸子 文/スケラッコ 絵

内容紹介


すべてのおもしろいものは、「ひま」から生まれる!? うれしかったり、いやだったり、欲しかったり、いらなかったり、「ひま」っていったいなんだろう? 月刊「たくさんのふしぎ」の付録ふしぎ新聞で40年続く人気連載「みみずの学校」の校腸こと高橋幸子さんが、今を生きるこどもたちにおくる、こどもの視点でかんがえる「ひま」の哲学。

担当編集者 より


月刊「たくさんのふしぎ」は本作『ひま』で通巻500号を迎えます。創刊から40年とすこし、私たちが生きる世界のそこかしこにある「ふしぎ」を、自然科学、社会科学、人文学、芸術など、いろんな切り口からこどもたちに届けてきました。

「たくさんのふしぎ」で描いてきたあらゆるおもしろいもの、その源にあるのが「ひま」なのでは? そうした思いから、ふしぎ新聞の人気連載「みみずの学校」を40年以上担当し、毎月寄せられる読者のこどもたちの声に答え続けてこられたみみずの校腸こと高橋幸子さんが、「ひま」とはなにかを考えに考え抜き、こどもたちに近い言葉で「ひま」のふしぎを書いてくださいました。

みなさんにとって、ひまってどんなものですか? 最近「ひまだなあ」と感じたことはあるでしょうか? 身近にいるこどもはひまそうにしていますか? 年齢や住んでいる場所、日々のくらしによって、人それぞれの「ひま」があります。この本では、いろんな人の話をきいたり、辞書で調べたり、本を読んだり、考えれば考えるほどわからなくなってしまいそうになる「ひま」をこどもの視点で研究していきます。

タイパや効率におされて、現代は「ひま」にとってなんだか生きづらい社会になっているような気がします。目には見えない「ひま」から生まれるぼんやりする時間や無駄なことこそ、こどもの時間、わたしたちの時間を豊かなものにすると編集担当者は信じています。「ひまっていいものだなあ」と、楽しいことが生まれるきっかけになることを願っています。

作者情報


高橋幸子(たかはしさちこ)


みみずの校腸。滋賀県生まれ、京都市育ち。同志社大学文学部社会学科新聞学専攻。1981年、当時住んでいた京都市伏見区の団地で、7年間「みみずの学校」という私塾を主宰。1992~96年、地域雑誌「京都TOMORROW」編集長。92年、海外派遣される自衛隊員のための電話相談窓口「自衛官人権ホットライン」を開設、世話人の一人(代表)。2001年より20年間「はなかみ通信」を発行。月刊「たくさんのふしぎ」(福音館書店)の巻末「ふしぎ新聞」で、みみずの校腸を1985年から務めている。

スケラッコ


漫画家。京都在住。著書に『盆の国』(リイド社)『ここは鴨川ゲーム製作所』(竹書房)児童書「どどんと!うどん!ねこ」シリーズ(ポプラ社)など。挿絵の仕事に『れんこちゃんのさがしもの』(福音館書店)などがある。「たくさんのふしぎ」の絵を担当するのは、『世界の納豆をめぐる探検』(高野秀行 文)『食べる』(藤原辰史 文)に続いて3作目。

書誌情報


読んであげるなら:小学3年生から
自分で読むなら:―
定価:880円(税込)
ページ数:40ページ
サイズ:25×19cm
初版年月日:2026年11月01日
通巻:たくさんのふしぎ 500号