作者

松永悠一郎 さく

内容紹介

まっかなりんごを半分に切ると、みつがたっぷりの果肉が見えます。さらに「さくさく とんとん」と小さく切ると、りんごが画面いっぱいに並びます。鮮やかなオレンジやキウイ、やわらかそうなメロン。いろんな形に切ったら、最後はお皿に盛り付けます。くだものを切っていくときの形の変化を、みずみずしい絵で描いた作品です。

担当編集者 より

 

 みずみずしくて、ふわりと甘い香りがしてきそうなくだものたち。作者の松永さんは、絵本に登場するくだものを何度も買ってきては、じっくり観察して、おいしそうなくだものを描き出してくださいました。
 くだものを切ることで形が変わっていくおもしろさを追求するなかで、「根源にあるのは優しさかもしれない」と松永さんがおっしゃったことが印象に残っています。食べやすいように丁寧に切っていく優しさがにじみ出るような作品にできたら。そんな想いのこもった一冊です。

作者情報

松永悠一郎


1978年生まれ、茨城県牛久市出身。2003年に東京造形大学造形学科絵画専攻を卒業。以降、関東を中心に個展などで絵や小さな木彫り作品などを定期的に発表している。絵本に『ちいさなかくれんぼ』『ならんだよ ならんだね』(「こどものとも0.1.2.」2022年9月号)がある。

書誌情報


読んであげるなら:0才から
自分で読むなら:―
定価:460円(税込)
ページ数:22ページ
サイズ:20×19cm
初版年月日:2025年9月1日
通巻:こどものとも0.1.2. 366号