作者
野坂勇作 作
内容紹介
どんどん伸びて様々な昆虫を養う植物、ヤブガラシの絵本です。
ヤブガラシは植え込みに紛れ込み、伸びていくことができる「雑草」です。繁殖力が強く、いちど定着するとなかなか駆除は出来ません。嫌われることの多いヤブガラシですが、可憐な花をいくつも咲かせて、その蜜で多くの昆虫を養います。駆除しようとしても、地中に根が残っている限りまた伸びます。ヤブガラシは、嫌われても強く生きる人生のお手本のような植物です。

担当編集者 より
ヤブガラシは植え込みの中をすっくと伸びていき、植え込みを突き抜けて花を咲かせていく雑草です。繁殖力が強く、いちど定着するとなかなか駆除出来ません。他の草を枯らしたり、庭が貧相に見えたりと、嫌がられがちなヤブガラシですが、可憐な花を咲かせて、多くの昆虫を養います。最初は小さな昆虫がやってきて、徐々に大きな昆虫がやってくる様子を見ていると、ヤブガラシが小さくて弱いものを優先する慈母のようにも思えてきます。
道ばたや植え込みをよく見ると、どこにでも咲いているヤブガラシは、人間に切られても切られてもまた伸びてきます。嫌われても強く生きる人生のお手本のような植物です。園の行き帰りに植え込みがあったら、ヤブガラシもいないか見てみましょう。
作者情報
野坂勇作(のさかゆうさく)
1953年、島根県松江市生まれ。広島で育つ。多摩美術大学工業デザイン科を卒業直前に中退。その後、佐渡ヶ島で農業に従事するかたわら、ミニコミ誌「まいぺーす」を創刊。地域雑誌にもかかわらず全国から購読者が現れる。絵本『ちいさいおうち』(岩波書店)に再会することで絵本を描きはじめる。主な作品に『にゅうどうぐも』『しもばしら』『あしたのてんきは はれ? くもり? あめ?』『どろだんご』、「かがくのとも」に『うきくさ』(2020年10月号)『もやし』(2018年5月号)、「たくさんのふしぎ」に『津津浦浦』(2023年3月号)、「こどものとも年少版」に『ちいさなショベルローダ』(2025年1月号)『みずうみおばけ』(2022年9月号)などがある。鳥取県在住。
書誌情報
| 読んであげるなら | :5・6才から |
| 自分で読むなら | :― |
| 定価 | :500円(税込) |
| ページ数 | :28ページ |
| サイズ | :25×23cm |
| 初版年月日 | :2026年6月01日 |
| 通巻 | :かがくのとも 687号 |