作者


たかおゆうこ

内容紹介


冬眠から覚めた7匹のかえるのきょうだいが、池を探しに出かけます。

行く手に待ち受けるのは困難の数々。

泥まみれになったり、犬に追いかけられたり。

真っ暗な下水道を進んだ先には、海が広がっていました。

果たして7匹は池を見つけられるのでしょうか?

小さなかえるたちが繰り広げるゆかいな大冒険をお楽しみください!

作者・たかおゆうこさん より


子どものころ、野原でカエルを見つけて、運よく捕まえたときのことです。

つぶさないように手のひらをふわっとまるめて、指のすきまから中を覗くと、カエルもわたしを見つめていました。

一瞬、心が通じたような気持ちになりました。

でも、カエルは、ぴょーんと、すきをついて逃げ、忍者のように消えてしまいました。

そんなカエルに愛をこめて。

編集担当者 より


カエルは、アリやダンゴムシと並んで、幼い子どもたちにとって最も身近で親しみやすい生き物のひとつではないかと思います。

日本全国、いろんな場所にいろんな種類のカエルが住んでいて、子どもたちの低い視点から簡単に見つけることができますよね。

編集担当の息子もカエルが大好きで、鳴き声が聞こえる頃になると、近所の公園にカエルを探しに出かけます。

じっくり観察してみると、目がくりくりしていて、一生懸命お腹をひくひく動かしていて、とってもキュートです。

『ゆかいなかえる』(福音館書店)や『たのしい川べ』(岩波書店)、『ふたりはともだち』(文化出版局)など、長年、子どもたちから親しまれてきた「カエルのお話」は数多くありますが、子どもたちにとって身近で親しみやすい生き物だからこそ、お話の主人公として愛され続けてきたのでしょう。

『ケロケロきょうだい』の主人公は、7匹のカエルたちです。モデルとなったのは「シュレーゲルアオガエル」という種類のカエルです。

ニホンアマガエルによく似ていますが、目の周りの模様がなく、高い声で「キリリ・・・コロロ・・・」と鳴くのが特徴です。

小さな身体を躍動させながら、池を目指して大冒険を繰り広げるカエルたちに、子どもたちはきっと夢中になってくれることでしょう。

作者情報


たかおゆうこ


東京都生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。絵本に『くるみのなかには』(講談社)『さんびきのこねずみとガラスのほし』(徳間書店)「プリンちゃん」シリーズ(理論社)『あなふさぎの ジグモンタ』(ひさかたチャイルド)『チュウとチイのあおいやねのひみつきち』『ちいさなふたりの いえさがし』(「こどものとも」2020年3月号/ともに福音館書店)など。童話の挿絵の仕事に『ねずみの家』『クリスマスの女の子』『ふしぎなようせい人形』(以上、徳間書店)『クリスマスのりんご』(福音館書店)など多数。

書誌情報


読んであげるなら:4才から
自分で読むなら:―
定価:440円(税込)
ページ数:32ページ
サイズ:19×26cm
初版年月日:2021年04月01日
通巻:こどものとも年中向き421号