作者


細田暁 文/小輪瀬護安

内容紹介


私たちの身近にあるコンクリート。でも、コンクリートがなにからできていて、どうやってつくられているか知っていますか。

実は、コンクリートは古代ローマから使われていました。そして現代のコンクリートは一種類ではありません。

使われる建設物に合わせていろいろな種類があり、今もなお進化を続けているのです。コンクリートの知られざる世界をご紹介します。

担当編集者 より


私たちの身の周りには、コンクリートでできたものがたくさんあります。でもそれがなにからできていて、どうやってつくられているのかを知っている人は、あまり多くはないでしょう。

実は、コンクリートは古代ローマから使われていました。そして現代のコンクリートは一種類ではありません。使われる建設物に合わせていろいろな種類があり、今もなお進化を続けているのです。

本書では、コンクリートのつくりかた、その主要な原料であるセメントのつくりかた、コンクリートが固まる原理などの基本的な知識だけでなく、さまざまな建設技術を通して多様なコンクリートがあることを伝えます。

持続可能な社会を考えていく上でも、現代の私たちの生活を支えるコンクリートの想像以上に大きな世界を、ぜひ知っていただけたらと思います。

作者情報


細田暁(ほそだあきら)


1973年生まれ。東京大学工学部土木工学科を卒業後、大学院で博士課程修了。博士(工学)。JR東日本でコンクリート構造物についての実務を経て、横浜国立大学に赴任。現実の社会が良くなることをモットーにコンクリートの研究に取り組み、講義では土木史の熱血授業を全学部生対象に提供。

小輪瀬護安(こわせもりやす)


1976年埼玉県生まれ。東北芸術工科大学芸術学部洋画コース卒業。第180回ザ・チョイス入選(2011年)。イタリア・ボローニャ国際絵本原画展入選(2012年、2013年)。絵本に『なんのくるまにのるのかな?』『どんなおしごとするのかな?』(「こどものとも年少版」)、『エスカレーターとエレベーター』『ヘリコプターはっしん!』(「かがくのとも」いずれも小社刊)、『まえとうしろどんなくるま?』(偕成社刊)などがある。

書誌情報


読んであげるなら:―
自分で読むなら:小学中学年から
定価:770円(税込)
ページ数:40ページ
サイズ:25×20cm
初版年月日:2022年1月01日
通巻:たくさんのふしぎ 442号