作者


さとうわきこ 作・絵

内容紹介


ばばばあちゃんの庭のりんごが赤くなりました。

そこへからすの親分がやってきて、子分たちとりんごを食べ散らかそうとします。

いくら追い払ってもからすたちはへいちゃら。

頭にきたばばばあちゃんは「奥の手」を使いますが、やりすぎてしまい……?

みんなの人気もの・ばばばあちゃん、12年ぶりの新作です。

担当編集者 より


保育園・幼稚園の子どもたちや先生に大人気の「ばばばあちゃん」シリーズに、12年ぶり・12作目の新作ができあがりました。

元気いっぱいで思い切りがよく、困ったときにもアイデアひとつで万事解決してしまう、パワフルなばばばあちゃん。

これまでの作品でも、おうちで山登りをしたり、ベッドでそり遊びをしたり、雨雲や冬を追い払ったりと、びっくりするような発想を見せてくれました。

本作でも、いたずらなからすたちと真剣にわたりあった結果、最後は、みんなが大満足のアイデアを見せてくれます。


作者のさとうわきこさんは、長野県で「小さな絵本美術館」を主宰しながら、ご家族でりんご農園を営まれています。

そこには実際に、からすたちがりんごを狙ってやってくるのだとか。

りんごを食べられちゃかなわない、でもよく見ているとかわいいし賢くて、なんだか憎めない……そう語る作家の生活実感から生まれた、元気いっぱいのお話です。

作者情報


さとうわきこ


東京都生まれ。絵本に「ばばばあちゃんのおはなし」シリーズ、「せんたくかあちゃん」シリーズ、『おつかい』『るすばん』(以上、福音館書店)『とりかえっこ』(第1回絵本にっぽん賞、ポプラ社)『わっこおばちゃんのしりとりあそび』(童心社)など多数。岡谷市と八ヶ岳で「小さな絵本美術館」を主宰する。長野県在住。

書誌情報


読んであげるなら:5・6才から
自分で読むなら:―
定価:440円(税込)
ページ数:32ページ
サイズ:26×19cm
初版年月日:2022年04月01日
通巻:こどものとも 793号