作者


織茂恭子

内容紹介


おじいちゃんがくれた柿の実。

かじってみたら、わわわ! 渋くて食べられないよ! 

でもこの柿の実も、干すと甘くておいしい柿の実に大変身するんだって。

やってみよう! 

毎日お外に干してたら、柿の実がだんだん小さくしわしわになってきた。

もう渋くないのかな? 食べられるようになったかな? 

おそるおそるかじってみると……。

編集担当者 より


手間と時間を加えることで、渋い柿が甘い柿に「だいへんしん」を遂げる“干し柿”をテーマにした作品です。

柿の実がだんだんと変化していくようすを描いてくださったのは、『おかえし』や『まいごのまめのつる』(いずれも「こどものとも」絵本)などの作品で知られる織茂恭子さんです。

織茂さんの所有する群馬県高崎の畑には2本の渋柿の木が生えており、秋になると鈴なりの実をつけます。この数年は毎年、柿を採り、ご自宅のベランダで干し柿をつくり、そのようすを毎日観察してくださりました。

皆さんがこの絵本をご覧になるころにも、織茂さんはきっと干し柿づくりをしているはずです。

9月から11月ごろには、スーパーマーケットなどにも渋柿が並ぶことがあります。

今年はぜひ干し柿作りに挑戦してみてはいかがでしょうか?

作者情報


織茂恭子(おりもきょうこ)


群馬県生まれ。東京藝術大学絵画科卒業。会社勤務の後、絵本の創作へ。絵本に『おかえし』『まいごのまめのつる』(以上、福音館書店)、『ちさとじいたん』『ざぼんじいさんのかきのき』(以上、岩崎書店)、『海からきたおじちゃん』『はたけのにゃーこ』(以上、童心社)などがある。東京都在住。

書誌情報


読んであげるなら:3才から
自分で読むなら:―
定価:440円(税込)
ページ数:24ページ
サイズ:20×23cm
初版年月日:2020年11月01日
通巻:ちいさなかがくのとも 224号