作者


佐々木一澄 作

内容紹介


せまいところないかな? 

棚と棚のすきまに入ってみたら、せまーい。

傘のしたや段ボール箱のなかも、ぬいぐるみとぬいぐるみのあいだも、せまーい。

お父さんのひざのしたも、せまーい! 

小さい子は、せまいところに入り込むのが大好き。

家のなかのあちこちでせまいところを探して楽しむ子どもの姿を、明るく軽やかに描いた絵本です。

担当編集者 より


せまいところを探して楽しむ子どもの姿を描いた絵本です。

小さい子はせまい場所が大好き。テーブルのしたや、カーテンのなかなど、子ども時代にお気に入りの場所があった方も多いのではないでしょうか。小さい子はきっとこの絵本に共感して楽しんでくれるのではないかと思います。

作者の佐々木一澄さんは、お子さんがひざのしたにぎゅうぎゅう潜り込んでくる姿や、立てかけた折りたたみマットレスのすきまに入って遊ぶのを見ながら、この絵本を作られたそうです。せまいところを探して見つけて入り込む子どものうれしそうな姿を、明るく軽やかに表現してくださいました。

見て見て、ここせまいよ! と子どもがせまいところに入って得意げにしていたら、あたたかくおおらかに見守ってほしいと思います。

作者情報


佐々木一澄(ささきかずと)


1982年東京都生まれ。多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科卒業。イラストレーター。デザインの仕事も。郷土玩具を広める活動をしている。絵本に『うみとりくの からだのはなし』(遠見才希子作、童心社)『ガーコとリチャードのあいことば』(中川ひろたか文、文研出版)『おいで おいで』(「こどものとも0.1.2.」2014年11月号、福音館書店)。そのほかの著書に『てのひらのえんぎもの』(二見書房)『こけし図譜』(誠文堂新光社)。東京こけし友の会、日本郷土玩具の会会員。好きな球団は埼玉西武ライオンズ。東京都在住。インスタグラムは→ https://instagram.com/sasaki_kazuto_/

書誌情報


読んであげるなら:2才から
自分で読むなら:―
定価:440円(税込)
ページ数:24ページ
サイズ:21×20cm
初版年月日:2023年06月01日
通巻:こどものとも年少版 555号