作者


くさはらかな 作

内容紹介


桜の木の下に落ち葉がたくさん! 

赤にだいだい、黄色のはっぱ、大きいはっぱに小さいはっぱ。

みんな1本の木から落ちてきたんだ。

この絵本では、身近で出会いやすく、色のバリエーションが豊かなサクラ(ソメイヨシノ)を取り上げて、1本の木から拾った落ち葉だけを描いています。

1枚1枚の色や模様、形や大きさの面白さ、その美しさをお楽しみください。

編集担当者 より


 

 落ち葉拾いといえば、子どもたちが大好きな秋の遊びです。さまざまな色形の葉に出会うだけでも楽しいことですが、もしそれらが、ただ1本の木から落ちてきたものだとしたら……子どもたちはどんなに驚くでしょう。この絵本では、身近で出会いやすく、色のバリエーションが豊かなサクラ(ソメイヨシノ)を取り上げて、1本の木から拾った落ち葉だけを描きました。
 手がけるのは、『おおきな きに であったら』『ふゆの ぺたんこぐさ』(ともに「ちいさなかがくのとも」)の作者のくさはらかなさん。1本のソメイヨシノの木に「桜子」さんと愛称をつけて、3度の秋にわたり取材を重ねてくださいました。まるで落ちたての葉っぱを紙の上に集めたように瑞々しさや手触りまで伝わってくる、くさはらさんの描く葉っぱたち。1枚1枚の色模様、形や大きさの面白さ、その美しさに出会ってください。

作者情報


くさはらかな


1981年、兵庫県生まれ。京都精華大学芸術学部造形学科日本画分野卒業。子どもの頃から自然科学の本を読んだり、植物園や博物館に行くのが好きだった。身近な自然をテーマに絵の制作を続けている。「ちいさなかがくのとも」は、『おおきな きと であったら』(2017年9月号)、『ふゆの ぺたんこぐさ』(2020年2月号)に続き、三作目。京都府在住。

書誌情報


読んであげるなら:3才から
自分で読むなら:―
定価:440円(税込)
ページ数:24ページ
サイズ:2×2cm
初版年月日:2023年11月01日
通巻:ちいさなかがくのとも 260号