作者


浜田桂子 作・絵

内容紹介



 もうすぐあやちゃんの6歳の誕生日です。

お母さんはあやちゃんの生まれた日のことを話してくれます。


 出産予定日が過ぎてもなかなか生まれない、お母さんのお腹の中の赤ちゃんに、お父さんが言います。

「眠ってないで早く起きろ」。

おばあちゃんも「こんなかわいい服ができたから早く着てみてちょうだい」と話しかけます。

それから、おじいちゃんはチューリップの球根を植えて「春になったらきれいな花が咲くよ。咲いたらあげようね」と呼びかけます。


 その夜、お母さんはお腹の中で「生まれるよ」って、小さな声が聞こえたような気がしました。

病院に行って、夜が明けるころ、元気な女の子が生まれました。それがあやちゃんだったのです。

 新しい命を待ちわびる家族の思いと、誕生の喜びと感動がしみじみと伝わってくる絵本です。

親子で、おじいさんやおばあさんと一緒に楽しんでください。

きっとお子さんが生まれたときのことを、ご家族で語り合いたくなることでしょう。

作者情報


浜田桂子(はまだけいこ)


1947年埼玉県生まれ。桑沢デザイン研究所卒。田中一光デザイン室勤務後、1984年『あやちゃんのうまれたひ』でデビュー。絵本に『ペカンの木 のぼったよ』『てと てと てと て』『わらう』(以上、福音館書店)『ぼくがあかちゃんだったとき』(教育画劇)『あめふりあっくん』(佼成出版社)『あげます。』『おやおやじゅくへようこそ』(ともにポプラ社)など多数。日・中・韓平和絵本『へいわって どんなこと?』を3国共同刊行(日本は童心社)。国内外の子どもたちとの絵本交流も多い。日本児童出版美術家連盟、日本ペンクラブ会員。東京都在住。

書誌情報


読んであげるなら:4才から
自分で読むなら:―
定価:440円(税込)
ページ数:24ページ
サイズ:21×20cm
初版年月日:1984年12月1日(こどものとも)
通巻:−

※「こどものともセレクション」・「えほんのいりぐち」は、一般の書店では販売しておりません。園で申し込みチラシが配られた場合や、園から案内があった場合のみ、ご購入が可能です。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。