作者


深井聰男 文/深井せつ子

内容紹介


もしもこの世界に窓がなかったら、どうでしょう。

家の中は、ずっと真っ暗になってしまいますね。窓は、人類の大きな発明のひとつなのかもしれません。

遠い昔、窓はどのように生まれたのでしょうか。

また、現在、さまざまな形やひらき方の窓があるのはなぜでしょうか。

この本では、日本とヨーロッパの窓を見比べながら、窓にかくされた昔の人の工夫を探ります。

担当編集者 より


窓はわたしたちのくらしに欠かせません。窓があるから、家に光が入り、風が通ります。窓があるから、外の景色を楽しんだり、時刻や四季の変化を感じながら生活することもできます。
そんな窓ですが、実は家の弱点にもなりえます。特に今のようなガラス窓が普及していなかった時代には、窓から雨や寒風、虫やどろぼうなど不都合なものが簡単に入ってきてしまうことが考えられました。
窓は、そんな快適なくらしをもとめる気持ちと、危険を避けようとする気持ちがせめぎあう中で形作られてきました。だから国や地域によって窓のかたちは異なり、そこに昔の人の創意工夫が読み取れるのです。
みなさんの家の窓は、どんな窓ですか。そのかたちや開き方に、先人たちの工夫や想いを見つけられるかもしれません。

作者情報


深井聰男(ふかいあきお)


1944年、東京都生まれ。20代で北欧から中東、アジアを旅行し、ガイドブックを執筆。欧米の優れた制度や施設を日本に紹介している。著書に『アジアを歩く』(山と溪谷社)、『北欧』(実業の日本社)、『森はみんなの保育園』(たくさんのふしぎ/福音館書店)など。

深井せつ子(ふかいせつこ)


神奈川県生まれ。北欧取材を重ね、個展・出版・企業PR誌などに作品発表している。著書に『デンマーク四季暦』(東京書籍)、などがあり、「たくさんのふしぎ」ではほかに『風車がまわった!』『イェータ運河を行く』『スウェーデンの変身する家具』などがある。

書誌情報


読んであげるなら:―
自分で読むなら:小学中学年から
定価:770円(税込)
ページ数:40ページ
サイズ:25×20cm
初版年月日:2024年2月01日
通巻:たくさんのふしぎ 467号