作者


小風さち 文/山口マオ

内容紹介


「さむいさむいふゆのあさ。しーんとしずかなへやのなか。あ、ゆきがふっている。」

わにわにが外に出てみると、あたり一面まっしろの世界でした。

わにわには雪のふる中を、きしきしずずずと歩いていきます。

落ちてくる雪を口に入れてみたり、お寺の鐘を見つけて、ゴォーンとついてみたり。

雪の中で色々な体験をします。

人気のわにわにシリーズ最新作です。

担当編集者 より


人気の「わにわに」シリーズ6作目です。窓の向こうにふる雪に誘われて、わにわにが外に出かけていきます。
今回のお話は、子どもたちに雪景色を見せてあげたいという小風さちさんの思いから始まりました。最初に原稿をお預かりしたのが2018年。そこから長い時間をかけて、こうして楽しい作品ができました。小風さんはわにわにが雪とどんなふうに出合い、雪の中で何をするか、何度も推敲を重ねながらこのお話を作られました。絵の山口マオさんは、白とグレーの淡い色調の雪景色を、苦労されながらも版画で見事に表現してくださいました。
真っ白な雪景色と、そこでわにわにが体験するできごとを、子どもたちが楽しんでくれますように!

*「わにわに」シリーズはこれまでに5作(『わにわにのおふろ』『わにわにのごちそう』『わにわにのおでかけ』『わにわにのおおけが』『わにわにとあかわに』)が刊行されています。

作者情報


小風さち(こかぜさち)


東京都生まれ。絵本に「わにわに」シリーズ、『とべ! ちいさいプロペラき』『あむ』『ぶーぶーぶー』『よ・だ・れ』、童話に「こぶたのピクルス」シリーズ(以上福音館書店)など。翻訳絵本に『みっつのねがいごと』(岩波書店)など、長編童話に『ゆびぬき小路の秘密』(福音館書店)がある。

山口マオ(やまぐちまお)


千葉県生まれ。東京造形大学絵画科卒業。イラストレーター、絵本作家。絵本に「わにわに」シリーズ、『あむ』『ちびこの おさん』(「こどものとも年少版」2019年2月号)『でんしゃごっこ』(「こどものとも0.1.2.」2013年12月号、以上福音館書店)『ねこでんしゃ』(交通新聞社)など。

書誌情報


読んであげるなら:2才から
自分で読むなら:―
定価:440円(税込)
ページ数:24ページ
サイズ:21×20cm
初版年月日:2024年02月01日
通巻:こどものとも年少版 563号