作者


石橋真樹子

内容紹介


 庭でだんごむしをみつけたよ。

みんな、ぼくのうちにあそびにおいで。

ごはんは何がいいかな?

 ぼくのおやつは食べるかな? 

――だんごむしにいろいろな食べ物をあげてみる絵本です。

何を食べる? どうやって食べる? 食べあとはどんな形? 

絵本を読んで「おもしろそう」と思ったら、ぜひやってみてください。自分だけの発見ができますよ!

編集担当者 より


 

 にこにこしながらやってきた子が、握った手のひらを自慢げに開くと、そこには山盛りのダンゴムシ!
 子どもが心惹かれたせっかくのダンゴムシ、しばしのあいだ一緒に暮らして、その生活をのぞかせてもらうのはいかがでしょう? この絵本は、ダンゴムシにいろいろな食べ物をあげてみるお話です。
 作者は『でんしゃが きた!』『くるまの なかには?』(ともに福音館書店)など乗り物絵本を多く手がけてこられた石橋真樹子さん。石橋さんは、乗り物も大好きだけれど虫も大好きという絵本作家さんです。絵本のテーマが決まったら早速お庭からダンゴムシを連れてきて、毎日のお夕飯から少しずつお裾分けをして観察を進めてくださいました。ダンゴムシに食べ物をあげては、食前と食後の様子を写真に収めてくださり、気づけばアルバムが何冊も! 絵本に登場する食べ物は、無数の実験から厳選された精鋭たちです。
 絵本を読んで「おもしろそう」と感じていただけたら、ぜひダンゴムシを飼ってみてください。プチトマトのケースなどで簡単に飼えます。飼うと、体の模様や食べ物の好みに個性があることがわかってきて、きっとダンゴムシがもっと好きになります!

作者情報


石橋真樹子(いしばしまきこ)


1970年、東京都に生まれる。女子美術大学デザイン科卒業。絵本に『でんしゃが きた!』『くるまの なかには?』(ともに「ふしぎなたね」シリーズ)、『カマキリのかんちゃん』(「こどものとも」)、『しはつでんしゃ』『はいしゃへいくひ』(「こどものとも年中向き」)、『うみべの ごちそう』『フェリーターミナルの いちにち』『クモを みつけよう』(いずれも「かがくのとも」)、『のぼれ! ケーブルカー』(「ちいさなかがくのとも」/以上、福音館書店)がある。神奈川県在住。

書誌情報


読んであげるなら:3才から
自分で読むなら:―
定価:460円(税込)
ページ数:24ページ
サイズ:23×20cm
初版年月日:2024年4月01日
通巻:ちいさなかがくのとも 265号