『すいどう』が、2023年度の学校図書人気ランキングで1位になりました!

「2023年4月~2024年3月 日販図書館選書センター調べ」

『すいどう』 百木一朗さく

2024年4月に日本出版販売株式会社から、図書館選書センターに2023年度に来場された「図書館関係者」が選書した図書のランキングが発表されました。

その中の、小学校の単品部門で『すいどう』が第1位に選ばれました。

こどもたちも日々使用している
「すいどう」
園内にも必ずありますよね!

毎日使っている水道の見え方が変わる、そんな絵本です。

蛇口をひねると、当たり前のようにきれいな水がでてきますが、この水はどこからやってきて、どこへ流れていくのでしょうか?

ふだん、水道の管は建物の壁の中や、地中深くに埋もれていてわかりません。この絵本は、そのしくみを、わかりやすく紹介する作品です。

ほとんどの水の源は、山の上に降った雨です。それが、川になって流れ、途中で浄水場に取り込まれてきれいになり、上水道を通り、各家庭へ送られていきます。

そうして、台所やお風呂、トイレなどそれぞれの用途で使われた水は、下水道を通り、下水処理場できれいな水に戻し、最後、川へ海へと流れていきます。海の水はやがて蒸発して雲となり雨になって、再び山に降り注ぎます。

この作品は単なる水道の紹介だけではなく、一度使われた水が様々な過程を経て再び利用されていく「水の循環」も描いています。

水は日本人にとって、蛇口をひねればいくらでも出てくる、あって当たり前の資源ですが、実は地球上で限られた大切なものであるということを忘れてはいけません。

こどもたちと一緒に「すいどう」の不思議を覗いてみませんか?

<おまけ>

「水の循環」についての絵本は以下の2作品も人気です。

是非あわせて読んでみてください!

『しずくのぼうけん』
『かわ』