刊行から50年以上たってもいまだに人気の絵本『ぐるんぱのようちえん』。

その“ぐるんぱ”が、このたび初めてパズルになりました!

絵本作品とともにご紹介します。

※一般の書店では販売しておりません。園への販売限定企画です。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

絵本『ぐるんぱのようちえん』

西内 ミナミ 作 / 堀内 誠一


「ぐるんぱ」はとても大きなゾウ。

けれどもいつもひとりぼっちで、寂しがって泣いてばかり。

そんなぐるんぱが働くことになり、最初に、ビスケット屋さんで仕事をします。張り切ってつくったビスケットは、大きすぎてだれも買ってくれません。

けっきょくぐるんぱは「もう けっこう」と言われてクビになり、特大ビスケットを持って出ていきます。

次に、お皿つくりの仕事をしますが、池のように巨大なお皿をつくってしまい、ここでも「もう けっこう」。

そのあとは、靴屋さんに行き、ピアノ工場に行き、自動車工場に行きますが、何をつくっても人間には大きすぎるものばかりで、どこでも「もう けっこう」……。

ぐるんぱは、自分がつくった特大サイズの役に立たないものたちを抱えて、しょんぼり、しょんぼり。また、昔のように涙が出そうになります……。

そんなとき、子どもが12人もいるお母さんに出会います。

そして、子どもたちの洗濯物が多すぎてたいへんなお母さんから、子どもたちと遊んでくれないかと頼まれます。ぐるんぱがピアノを弾きながら歌を歌うと、子どもたちは大喜び。さらに、あっちからもこっちからも子どもが集まってきます。そして……

ぐるんぱは幼稚園を開きます。

子どもたちはお皿のプールで泳いだり、大きな靴でかくれんぼ。ぐるんぱの鼻で滑り台も楽しめます。それにビスケットは食べ放題。 

子どもたちに囲まれたぐるんぱは、もうちっとも寂しそうじゃありませんね!


ぐるんぱのようちえんパズル

定価:580円(税込)
対象:4才から(40ピース)

今回の「ぐるんぱのようちえんパズル」は、そんなぐるんぱの幼稚園風景をパズルにしました。パズルが完成すると楽しそうなぐるんぱと子どもたちに出会えますよ。
パズルは40ピース。4歳ぐらいからが対象です。

作者情報


西内ミナミ(にしうちみなみ)


1938年、京都市に生まれる。東京女子大学在学中より児童文学の創作を志す。卒業後、広告会社にコピーライターとして約10年勤務。1965年、堀内誠一氏の薦めにより、はじめての絵本『ぐるんぱのようちえん』(福音館書店)を出版。絵本に『ゆうちゃんとめんどくさいサイ』『とんがとぴんがのプレゼント』(以上、福音館書店)、『おもいついたら そのときに!』(こぐま社)、『しっこっこ』(偕成社)ほか多数。創作童話に『プレゼントは お・ば・け』(フレーベル館)、『ペンギンペペコさん だいかつやく』(鈴木出版)ほか多数ある。永年、子どもの読書推進活動にも携わっている。

堀内誠一(ほりうちせいいち)


東京に生まれた。グラフィックデザイナー。カメラ雑誌、ファッション雑誌などの編集美術を多く手がけ、イラストレーターとして絵本、その他の児童書に活躍。絵本に『くろうまブランキー』『くるまはいくつ』『たろうのおでかけ』『ぐるんぱのようちえん』『こすずめのぼうけん』『ちのはなし』(以上、福音館書店)童話のさし絵に『人形の家』(岩波書店)『雪わたり』『秘密の花園』(以上、福音館書店)、著書に『ぼくの絵本美術館』(マガジンハウス)、編著書に『絵本の世界・110人のイラストレーター』(福音館書店)などがある。1987年没。

『ぐるんぱのようちえんパズル』

書誌情報


ひとりで遊ぶなら:4才ぐらいから
大人といっしょに遊ぶなら:何才でも
定価:580円(税込)
ページ数:-
サイズ:26×37cm
初版年月日:2022年9月26日
シリーズ:福音館のパズル