作者
飯野まき 作
内容紹介
小さい白やぎは草を食べて、うんちをして、ぴょーんぴょんと跳びはねます。
中くらいの黒やぎは草を食べて、うんちをして、たんたんと足を踏みならします。
とても大きな茶色いやぎは、草を食べて、うんちをして、んめぇぇぇ~と大きな声で鳴きます。
それぞれ好きなことは違っても、みんな同じやぎ。幸せそうに過ごす三匹のやぎをあたたかく描いた絵本です。
担当編集者 より
『やぎ やぎ やぎ』では三匹のやぎが、食べて、うんちして、それぞれの好きなことをします。ぴょーんと跳んだり、たん! と足を踏みならしてみたり、大きな声で鳴いたりと、好きなことは違っても、みんなのびのびとおおらかに、生きることをよろこんでいるのだなあと伝わってきます。
リズミカルな擬音語とともに表現されたうれしそうな様子に、赤ちゃんが気持ちを重ねて楽しめる絵本です。
作者の飯野まきさんにとって、やぎはずっと気になる存在。デビュー作の絵本『だいすき』の時から登場しています。「群れずにそれぞれ勝手に自足している感じ」「何を考えてるかわからないんだけどかわいいところ」が魅力だそう。
この絵本を飯野さんは、「きみはどうしたいの?」とやぎたちと対話しながら、時には自分がやぎの気持ちになって、つくってくださいました。やぎたちへのあたたかなまなざしを感じていただけたらと思います。
作者情報
飯野まき(いいのまき)
1975年、北海道函館市生まれ。多摩美術大学絵画科日本画専攻卒業。絵本作家。絵本に『おとうふやさん』『でてこい でてこい! とうもろこし』(「ちいさなかがくのとも」2024年7月号)『わたしの だいこん』(「同」2019年11月号)『ロウソク いっぽん ちょうだいな』(「こどものとも」2015年7月号)『おかあちゃん あそぼ!』(「こどものとも0.1.2.」2006年6月号)『だいすき』(「こどものとも年中向き」2004年5月号・以上、福音館書店)『パパ、かばになる』(安江リエ・作、偕成社)など。埼玉県在住。
書誌情報
読んであげるなら | :0才から |
自分で読むなら | :― |
定価 | :460円(税込) |
ページ数 | :22ページ |
サイズ | :20×19cm |
初版年月日 | :2024年09月01日 |
通巻 | :こどものとも0.1.2. 354号 |