作者


岸田衿子 作/にしむらあつこ 絵

内容紹介


四角いぐぎがさんと、まあるいふへほさん。

何もかも反対だけれど、ふたりはとても仲良し。

今日も一緒に出かけます。

すると、どこの家でもお団子や、秋の花をかざっています。

そう、今夜はまんまるなお月さまが出てくる、お月見の日。

ぐぎがさんとふへほさんも、お団子を作りはじめたのですが……。

大人気の『ぐぎがさんとふへほさん』第2作です。

担当編集者 より


角張ってゴツゴツのぐぎがさんと、丸くてふわふわのふへほさんは、やることなすこと反対なのにとても仲良し。そんなふたりが登場する『ぐぎがさんとふへほさん』(「こどものとも絵本」として販売中)は刊行当時から人気で、たくさんの子どもたちが楽しんでくれました。

『ぐぎがさんとふへほさん』

「ぐがよ~」「ふはよ~」なんて挨拶が流行ったり、大声で替え歌を歌う子どもたちが続出したり……。子どもたちは、おかしくも愉快なふたりの生活を見て、仲間に入りたくなるのでしょうね。

本作の初出は「こどものとも年中向き」2010年9月号。
仲良しなふたりのお月見の日の一日を描き出しました。やっぱりすこしおかしなことが起こりますが、大きなお月さまに照らされて、ふたりも、村のみんなも楽しそうです。

前作で人気だった「ぐぎが語」「ふへほ語」の歌は、今作でも登場します。ぜひお子さんと一緒にお楽しみください。

作者情報


岸田衿子(きしだえりこ)


じょうほう1929~2011。東京都生まれ。詩人。詩集に『ソナチネの木』(青土社)などがある。絵本に『かばくん』『ジオジオのかんむり』『ぐぎがさんとふへほさん』『きょうのおべんとう なんだろな』『木いちごつみ』(以上、福音館書店)『森のはる なつ あき ふゆ オシギッパのもりでみつけた』(ポプラ社)『どうぶつはいくあそび』(のら書店)など多数。

にしむらあつこ


1972年、東京都生まれ。文化服装学院で洋裁を学ぶ。卒業後、絵本の創作を始める。絵本に「ホネホネさん」シリーズ、『ぐぎがさんとふへほさん』(以上、福音館書店)、挿絵に『おともださにナリマ小』『おさいふのかみさま』(以上、フレーベル館)など多数。東京都在住。

書誌情報


読んであげるなら:4才から
自分で読むなら:―
定価:460円(税込)
ページ数:28ページ
サイズ:26×19cm
初版年月日:2024年09月01日
通巻:こどものとも年中向き 462号