作者

谷川夏樹 作

内容紹介

ジェットフォイルは海面から船体を浮上させ、まるで飛んでいるように進む高速船です。

海中には水中翼と呼ばれる「つばさ」を持ち、それを操縦することで船の姿勢を制御し、海面から浮上させるのです。

大きな船なら数時間掛かる距離を、ジェットフォイルは半分以下の時間で到着します。

大きな水しぶきを上げて走る船の魅力に迫ります。

担当編集者 より

ジェットフォイルは海面から船体を浮上させて進む高速船です。海中には水中翼と呼ばれる「つばさ」を持ち、それを操縦することで船の姿勢を制御し、海面から浮上させます。まるで飛んでいるように海面を高速移動するジェットフォイルは、大きな水しぶきを上げて、ひときわ存在感を放って海を進みます。高速で移動することが出来るので、遠く離れた島々までも従来の船より短時間で到着出来ます。本書では伊豆大島から東京港まで乗船する母と子のジェットフォイルでの旅の様子を描きました。高速移動する力強さ、変形するかっこよさ、そして青い船体の美しさ。絵本を眺めながら、この船に乗っている気分を楽しんでもらえたらと思います。

作者情報

谷川夏樹（たにがわなつき）

1976年生まれ、兵庫県在住。13歳から独学で油絵を描き始める。油彩・アクリル画の平面作品と平行して実物のコンテナを用いた作品など、海や船に関連したテーマで作家活動をしている。7月15日「内航船の日」の提唱者。主な著書に『コンテナくん』（小社刊）『みなとのいちにち』（ウェイツ刊）、「かがくのとも」に「かもつせんのいちにち」（2018年3月号）「うみのみちしるべ」（2021年2月号）がある。「かもつせんのいちにち」は内航船業界による小学校への寄贈運動を巻き起こした。一連の作家活動で2018年に山縣勝見賞特別賞受賞。www.kontena.net

書誌情報

読んであげるなら：5・6才から
自分で読むなら：―
定価：460円（税込）
ページ数：28ページ
サイズ：25×23cm
初版年月日：2024年11月01日
通巻：かがくのとも 668号