作者
おくはらゆめ 作
内容紹介
ねこはほわほわさん、かにはぴかぴかさん。いぬはほわほわさん、かえるはぴかぴかさん。
ほわほわさんとぴかぴかさんが交互に登場し、最後は両者が向かい合って「こんにちは」。一緒に楽しく遊びます。
体の質感の違う二人が出会って仲良しになる喜びを、のびやかに描いた絵本です。
赤ちゃんとゆったりとしたリズムでお楽しみください。
担当編集者 より
日本の西の地域の方々は、身近なものを親しみを込めて“さん付け”で呼ぶこと、ありませんか? 例えば食べ物なら「お粥さん」とか、地元の神社やお寺もさん付けで呼んだり、太陽のことを「お日さん」と言ったりもしますね。兵庫県出身のおくはらゆめさんが、ほわほわしている生き物を「ほわほわさん」、ぴかぴかしている生き物を「ぴかぴかさん」と名付けて、この絵本を作られたことは、とてもしっくりくるものがあります。
絵本に登場する生き物たちは、猫も犬もカエルもみんなそれぞれがほわほわであること、ぴかぴかであることを誇りに思っているようないい顔をしています。それらの生き物たちを「ほわほわさん」、「ぴかぴかさん」と愛情込めて呼ぶことで、なんだか大らかな気持ちにもなるし、生き物たちと仲良しになれるような気もします。質感の違いを楽しみながら、赤ちゃんとゆったりとお楽しみください。
作者情報
おくはらゆめ
1977年、兵庫県生まれ。『くさをはむ』(講談社)で講談社出版文化賞絵本賞、『シルクハットぞくはよなかのいちじにやってくる』(童心社)で日本絵本賞、『わたしといろんなねこ』(あかね書房)で小学館児童出版文化賞受賞。絵本に『きかんぼうのこぐま』(「こどものとも年中向き」2022年2月号/福音館書店)『ようかいしりとり』(こぐま社)『うさぎになったゆめがみたいの』(BL出版)『おしょうがつのかみさま』(大日本図書)、童話に「つっきーとカーコ」のシリーズ(佼成出版社)、『とりあえずとりのはなし』(あかね書房)など多数。
書誌情報
読んであげるなら | :0才から |
自分で読むなら | :― |
定価 | :460円(税込) |
ページ数 | :22ページ |
サイズ | :20×19cm |
初版年月日 | :2025年2月1日 |
通巻 | :こどものとも0.1.2. 359号 |