作者
越智典子 文/堀川理万子 絵
内容紹介
成長とともに子どもの世界は広がっていき、他者との関わりがふえていきます。
他者と自分の関係を意識するようになった年頃の読者にお届けする、他者から見えている「自分」について考えてみる絵本です。
「わたしから」の見え方と「そっちから」の見え方の違いにとどまらず、視線の交錯する関係から「自分」を見つめてみる絵本です。

担当編集者 より
著者の越智典子さんは「作者のことば」で、人のように自分の姿を見ようとする生き物はいない、でも人がほんとうに気にしているのは、ほかのひとたちの目なのだ、ということをと書いてくださっています。
子どもが「ほかのひとから見た自分」を意識するのはいつごろからでしょう? 他者との関わりがふえてきて、自分と他者の感じ方のちがいがなんとなくわかってきて、相手の立ち位置から想像してみることができるようになるころ……。
この春、卒園してあらたな世界へ歩みを進める子どもたちに、応援の気持ちをこめてこの絵本をお届けします。子どもたちからは見えないところにいる遠くの誰かも、そっと見守ってくれていますように!
作者情報
越智典子(おちのりこ)
東京都生まれ。著書に「ラビントットと空の魚」シリーズ(福音館書店)、『完司さんの戦争』(偕成社)、絵本の文章の仕事に『ピリカ、おかあさんへの旅』『ほら、きのこが…』『ここにも、こけが…』(以上、福音館書店)、『ツーティーのうんちはどこいった?』『ツーティーのちいさなぼうけん』(以上、偕成社)などがある。神奈川県在住。
堀川理万子(ほりかわりまこ)
東京都生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科修了。絵画作品による個展開催の一方、絵本の仕事も多数。『びっくり まつぼっくり』『あーと いってよ あー』(以上、福音館書店)、『海のアトリエ』「今昔物語絵本」シリーズ(以上、偕成社)、『アンニンちゃんとパオズ』(ポプラ社)、『ひみつだけど、話します』(あかね書房)などがある。東京都在住。
書誌情報
読んであげるなら | :5・6才から |
自分で読むなら | :― |
定価 | :460円(税込) |
ページ数 | :28ページ |
サイズ | :25×23cm |
初版年月日 | :2025年03月01日 |
通巻 | :かがくのとも 672号 |