作者
きしだ えりこ ぶん ほりうち せいいち もみこ え
内容紹介
木いちごがいっぱいなりました。見つけたのは、くまとりす。二ひきは急いで出かけます。
「きいちご ぽちん ぽちん
なってるか なってるよ
すっぱいか あまいだろ」
りすは小さなリュックサックに一つだけ、くまは大きなかごにたくさん摘みました。それからどんどんどんどん歩いて、見晴らしのいいところでおやつにしました。
りすは一つだけ食べておなかいっぱい。くまはたくさん食べておなかいっぱい。それからくまとりすはお昼寝しました。明日もきっと摘みにいきますよ。
詩人の岸田衿子さんのリズミカルで思わず口ずさみたくなる文章に、堀内さんが温かく美しい色合いでちぎり絵をつけてくださいました。くまとりすと一緒に、野山での木いちご摘みをたっぷり楽しませてくれる絵本です。


作者情報
きしだえりこ
岸田衿子(きしだえりこ)東京生まれ。詩人・童話作家。東京芸術大学美術学部卒業。エッセイ集に『草色の切符を買って』(青土社)、詩集に『ソナチネの木』(同)『いそがなくてもいいんだよ』(童話屋)など。絵本に『かばくん』『ジオジオのかんむり』『このゆきだるまだーれ』『みんなみーつけた』『どこでおひるねしようかな』、童詩絵本に『木いちごつみ』『かぞえうたのほん』(以上福音館書店)、『どうぶつはいくあそび』『どうぶつはやくちあいうえお』(のら書店)などがある。
ほりうちせいいち
堀内誠一(ほりうちせいいち)(1932-1987)東京生まれ。グラフィックデザイナー。カメラ雑誌、ファッション雑誌などの編集美術を多く手がけ、イラストレーターとして、絵本その他の児童書に活躍。絵本に『くろうまブランキー』『たろうのおでかけ』『こすずめのぼうけん』『パンのかけらとちいさなあくま』『てんのくぎをうちにいったはりっこ』『ちのはなし』(以上福音館書店)、童話のさし絵に『人形の家』(岩波書店)、『雪わたり』『秘密の花園』(以上福音館書店)、編著書に『絵本の世界・110人のイラストレーター』(福音館書店)などがある。
書誌情報
読んであげるなら | :2才から |
自分で読むなら | :― |
定価 | :460円(税込) |
ページ数 | :24ページ |
サイズ | :21×20cm |
初版年月日 | :1989年5月1日(こどものとも年少版) |
通巻 | :− |
※「こどものともセレクション」・「えほんのいりぐち」は、一般の書店では販売しておりません。園で申し込みチラシが配られた場合や、園から案内があった場合のみ、ご購入が可能です。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。