作者
大島英太郎 作
内容紹介
恐竜は、その形も大きさも多様でしたが、しっぽにも様々な形や用途がありました。
細長いむちのようなしっぽは、振り回して敵と闘う武器に。
幅広いひれのようなしっぽは、水中を泳ぐ道具に。
扇のような美しいしっぽは、揺らしてメスへのアピールに。
多彩なしっぽの働きを楽しく知ることで、恐竜の存在を身近に感じ、その暮らしぶりを生き生きと想像できる絵本です。
担当編集者 より
恐竜は、その形も大きさも多様でしたが、しっぽにも様々な形や用途がありました。細長いむちのようなしっぽは、振り回して敵と闘う武器に。幅広いひれのようなしっぽは、水中を泳ぐ道具に。この絵本では、そんな多彩な恐竜のしっぽを楽しく紹介します。子どもたちは、なじみのある「しっぽ」というキーワードを通して、大昔の恐竜たちの暮らしぶりを、生き生きと想像できることでしょう。
著者は、『とりになった きょうりゅうのはなし 改訂版』『きょうりゅうのおおきさって どれくらい?』など、恐竜の絵本を多く手がける大島英太郎さん。重厚で迫力満点の絵は、まるで恐竜のいた時代にタイムスリップしたかのような感覚にさせてくれます。監修は、国立科学博物館副館長で、恐竜のスペシャリストの真鍋真さんです。
「かがくのとも」の創刊号は、『しっぽのはたらき』(現在「かがくのとも絵本」)です。色々な生きもののしっぽがどのように使われているかを楽しく紹介したロングセラーですが、本作は、いわばその“恐竜バージョン”。この絵本を通して恐竜に親しみ、そして、今の時代に見られる生きもののしっぽにも興味を広げてもらえたら嬉しいです。
作者情報
大島英太郎(おおしまえいたろう)
栃木県生まれ。十代のころから野鳥に興味をもち、自宅に近い渡良瀬遊水地に通って鳥の観察を続けている。また子どもの頃、恐竜に関する質問状を国立科学博物館の研究者に送ったのがきっかけで、恐竜にも興味を持つようになる。おもな絵本に『羽毛恐竜』(福音館書店)『とりになった きょうりゅうのはなし 改訂版』、『きょうりゅうの おおきさって どれくらい?』(以上「かがくのとも絵本」)などがある。
書誌情報
読んであげるなら | :5・6才から |
自分で読むなら | :― |
定価 | :440円(税込) |
ページ数 | :28ページ |
サイズ | :25×23cm |
初版年月日 | :2023年05月01日 |
通巻 | :かがくのとも 650号 |