作者


みずさわ そら

内容紹介


ぞうさんの鼻が長いのはなんでかな。

それはね、子ぞうのためのすべり台だから。いろんな色の花があるのはなんでかな。

それはね、虫たちの信号機だから。海に浮かぶくじらが潮を吹くのは、猫がお昼寝してるのは、なんでかな。

それはね……。

美しい色彩の絵で、小さな子どもが抱く身のまわりの疑問にユーモラスに答える絵本です。

担当編集者 より


小さな子の身のまわりには不思議がいっぱい。子どもの素朴な疑問に対して、水沢そらさんがユニークな答えを用意してくださいました。美しい色彩の独特な絵で、現実とは異なる「もうひとつの世界」をありありと見せてくれます。こんな世界に行ってみたいと、思わず引き込まれる魅力があります。


「なんでかな」の答えに、「そうなんだ」と思う子も「違うよー」と言う子もいて、論争(?)が起きるかも。オリジナルの「それはね……」がたくさん生まれたらすてきですね。

作者情報


みずさわ そら


北海道函館市生まれ。イラストレーター。バンタンデザイン研究所ビジュアル学部卒業後、MJイラストレーションズで学ぶ。TIS公募展やチョイス展などで入賞多数。本や雑誌の装画・挿絵や洋菓子パッケージのビジュアルなどを手がける。代表的な装画の仕事にアリ・スミス著「四季四部作」(新潮社)がある。作品に愛猫との日々をつづった漫画『ちゃっくん』(東南西北kiken)、絵本『アリとハト』(蜂飼耳 文、岩崎書店)など。東京イラストレーションズ・ソサエティ会員。東京都在住。

書誌情報


読んであげるなら:2才から
自分で読むなら:―
定価:460円(税込)
ページ数:24ページ
サイズ:21×20cm
初版年月日:2025年7月1日
通巻:こどものとも年少版 580号