作者

水沢 謙一 再話 梶山 俊夫 画

内容紹介

 寺の小僧は山へ花を切りに出かけましたが、日が暮れて道に迷い、白髪のお婆の住む1軒家に泊めてもらいました。ところが夜中に目を覚ますとお婆は恐ろしい鬼婆になって小僧を食べようとしています。小僧は「便所にいきたい」といってその手を逃れ、便所の神様から3枚の札をもらって逃げだします。語り口調をいかした再話による、スリルとユーモアをかねそなえた昔話の絵本です。

作者情報


水沢 謙一

新潟県古志郡栖吉村(現長岡市)生まれ。1929年、新潟師範学校卒。1969年に長岡市立新町小学校校長を定年退職した後、長岡市文化財委員長、長岡市史編纂委員を務めた。教職のかたわら民話を収集し、新潟県文化功労賞、柳田国男賞を受賞する。また、勲五等双光旭日章を受章した

梶山 俊夫

1935~2015。東京都生まれ。1962年、シェル美術賞受賞。1973年、世界絵本原画展(BIB)金のリンゴ賞受賞。絵本に『さんまいのおふだ』『ごろはちだいみょうじん』『だごだご ころころ』『ちゃっくりがきぃふ』『えんぎかつぎのだんなさん』(以上福音館書店)『島ひきおに』(偕成社)『若がえりの水』(教育画劇)など多数。絵画活動やガラス絵など広い分野で活動した。

書誌情報


読んであげるなら:3才から
自分で読むなら:小学校低学年から
定価:460円(税込)
ページ数:32ページ
サイズ:19.5×27cm
初版年月日:1978年1月1日(こどものとも)
通巻:−

※「こどものともセレクション」・「えほんのいりぐち」は、一般の書店では販売しておりません。園で申し込みチラシが配られた場合や、園から案内があった場合のみ、ご購入が可能です。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。