作者
齋藤美保 ぶん 菊谷詩子 え
内容紹介
アフリカを舞台に、野生のきりんの暮らしぶりを描きます。
動物園の人気者、きりん。野生でどのように暮らしているか知っていますか? 長い首や脚の使い方、きりん柄に隠れた秘密、子育ての仕方や身の守り方、意外な眠り方……。アフリカを舞台に、野生きりんの驚きに満ちた暮らしぶりを、緻密なタッチとダイナミックな構図で描いた絵本です。読めばきっと、あなたもきりんをもっと好きになるはず。



作者情報
齋藤美保(さいとう みほ)
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科助教。博士(理学)。幼少期のケニア在住経験からキリンの行動生態に関心を持ち、タンザニアで研究を行っている。著書に『キリンの保育園』(京都大学学術出版会)他。
菊谷 詩子(きくたに うたこ)
幼少期をケニアとタンザニアで過ごしたことをきっかけに、野生動物に興味を抱くようになる。科学雑誌、図鑑、教科書、博物館の展示などのイラストを制作している。絵本に『となりにすんでるクマのこと』(福音館書店)など。
担当編集者 より
この絵本に登場するキリンは、キリン研究者の齋藤美保さんがタンザニアで観察しているマサイキリンで、どれも実在する個体をモデルに描いています。
マサイキリンとは、アフリカ東部に生息しているキリンで、日本国内の動物園でよく見かけるアミメキリンとは別の種です。名前の通りに網目状の模様をもつアミメキリンに対し、マサイキリンは、まだらで細かい模様が特徴です。
キリンには、一頭一頭、色や模様に個性があるのですが、それを画家の菊谷詩子さんが丁寧に描き分けました。絵をじっくり見ると、親子で色や模様が似ていることに気づくでしょうか……?
みなさんがこの絵本を手に取っている今、この瞬間も、絵本に描かれているキリンやその子どもたちが、遠くアフリカの草原で、林のなかで、ゆったりと歩いたり、木の上の葉っぱを食べたりしていることでしょう。
書誌情報
| 読んであげるなら | :5・6才から |
| 自分で読むなら | :― |
| 定価 | :460円(税込) |
| ページ数 | :28ページ |
| サイズ | :25×23cm |
| 初版年月日 | :2026年2月01日 |
| 通巻 | :かがくのとも 683号 |