作者


山口てつじ 作

内容紹介


大きく育ったツバメのヒナたち。もう巣のなかはぎゅうぎゅうだ!

巣に、小さなツバメのヒナが1、2、3、4、5羽。親ツバメが巣に帰ってくると、ヒナたちは元気いっぱいに「チーチー」と鳴いて、エサをちょうだいとおねだりするよ。毎日いっぱいたべて、うんちもして、どんどん大きくなって……。気づけば、巣はヒナたちでぎゅうぎゅうだ! 翼を広げてパタパタパタ。そろそろ飛べるかな? ヒナが巣立つまでの成長を見守る絵本。

編集担当者 より



 初夏、日本各地でツバメの子育てが始まります。生まれて間もないうちはとても小さなヒナたちですが、巣立ちの頃にはすっかり大きくなって、巣からあふれんばかりに「ぎゅうぎゅう」と身を寄せあう愛らしい姿を見せてくれます。
 この絵本では、ひとつの巣に生まれたヒナたちが、巣立ちを迎えるまでの成長の日々を描きます。ページをめくるごとにすくすくと育つヒナの姿を、一緒に見守ってもらえたらうれしいです。
 手がけるのは、布に染料を使って描く“手染め絵”の技法で、多くの絵本を制作されてきた山口てつじさんです。幼い頃、近所でツバメの子育てを見守るのが毎年の楽しみだったという山口さん。ツバメの魅力を詰め込んだ絵本を作ろうと、お住まいの大阪で2年にわたり観察を重ねてくださいました。担当編集者は山口さんとの取材時、カラスに壊されたツバメの巣をいくつも目にしました。自然界の厳しさを知るほどに、無事に育ったヒナたちの「ぎゅうぎゅう」ぶりが愛おしく感じられます。
 ツバメは、駅や民家の軒下などの身近な場所に巣を作ります。ぜひ探してみてください。見上げれば、ヒナたちがつぶらな瞳で見つめ返してくれるかもしれませんよ。

作者情報


山口てつじ(やまぐちてつじ)


大阪府生まれ。季節感のある風景や動植物などを、風合いのある綿布に描く“手染め絵”の作品を制作・発表している。2013年、ボローニャ国際絵本原画展入選。2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)では関西パビリオンのエントランス壁画を手がけた。絵本の仕事に『たんぼに あおぞら みーつけた!』『みちては ひいて』『カメムシかあさん』『さくのうえに』(以上「ちいさなかがくのとも」/福音館書店)、『ねこになりたい』『ふきだしおばけ』(以上、出版ワークス)『いたいのいたいのとんでいけ~!』『おんぶにだっこ どっちかな?』『にらめっこしましょ あっぷっぷ』(以上、国土社)がある。大阪府在住。


書誌情報


読んであげるなら:3才から
自分で読むなら:―
定価:500円(税込)
ページ数:24ページ
サイズ:20×23cm
初版年月日:2026年6月01日
通巻:ちいさなかがくのとも 291号