作者
富安陽子 文/荒井良二 絵
内容紹介
幼稚園の上を大きな雲が流れていきます。雲のかたちはゾウみたい。おや、地面をすべる影が立ち上がって、影のかげゾウになりました。子どもたちは大喜びで、かげゾウの背中に乗ったり、鼻のすべり台をすべったり。大きな大きなかげゾウは、子どもたちの全力の「遊びたい!」という気持ちをたっぷり満足させてくれます。

担当編集者 より
空の雲を見ていて、あれは何の形、などと子どもが教えてくれることがよくありますね。そんなひとときを、富安陽子さんがなんとも幸せなおはなしにされました。子どもたちの全力の「遊びたい!」という気持ちを受け止めて、おもいきり遊んでくれるかげゾウ。ゆったりのびやかなことばが、子どもの心にむけてまっすぐに語られます。荒井良二さんの色彩ゆたかな絵は、ことばと一体になって、あざやかな世界を立ちあがらせました。影が立ち上がって動き出すという空想の世界が、おおらかに、かつみごとなリアリティをもって描かれています。
国内外で高い評価を得、多数の著作があるおふたりの、意外にも初となる共作です。絵本のよろこびをたっぷりと、どうぞ。
作者情報
富安陽子
1959年、東京都生まれ。おもな作品に『やまんば山のモッコたち』(2002年IBBYオナーリスト)「やまんばのむすめ まゆのおはなし」シリーズ(降矢なな 絵)『ここは、ようかいチビッコえん』(大島妙子 絵/以上、福音館書店)『さくらの谷』(松成真理子 絵、第52回講談社絵本賞/偕成社)など多数。大阪府在住。
荒井良二
1956年、山形県生まれ。おもな作品に『たいようオルガン』(2008年IBBYオナーリスト)『あさになったので まどをあけますよ』(第59回産経児童出版文化賞大賞)『きょうはそらにまるいつき』(第22回日本絵本賞大賞/以上、偕成社)など多数。2005年、日本人ではじめてアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞。東京都在住。
書誌情報
| 読んであげるなら | :4才から |
| 自分で読むなら | :― |
| 定価 | :500円(税込) |
| ページ数 | :28ページ |
| サイズ | :26×19cm |
| 初版年月日 | :2026年08月01日 |
| 通巻 | :こどものとも年中向き 485号 |