作者
池内了 文/東海林巨樹 絵
内容紹介
まんなかはとくべつな場所。
花、ポットのふた、車輪など、身近なもののまんなかさがしをしてみましょう。
ひもや折り紙のまんなかは?
いろいろなまんなかを考えていきます。
じつは、まんなかを考えるということは、はしっこを考えるということでもあります。
はしっこがないと、まんなかがないのです!
身近なもののまんなかの話から、宇宙のまんなかの話へ!
担当編集者 より
ホットケーキを食べるとき、いつもバターを「まんなか」にのせています。おにぎりをにぎるときは、うめぼしが「まんなか」になるようににぎります。あんパンの「まんなか」には塩漬けの桜がのっていることがあります。「まんなか」って、なんだかいいものがあるとくべつなところのような気がします。
今月号では、池内了先生に「まんなか」に迫っていただきました。「まんなか」の話を伺っていて「はしっこ」のことがでてきたときにはびっくり! 「はしっこがなければ、まんなかはない」言われてみればそうなのですが、考えてみたことがありませんでした。考えているうちに、有限、無限の空間のイメージのなかを漂いはじめることとなりました。
作者情報
池内了(いけうちさとる)
1944年兵庫県生まれ。京都大学大学院理学研究科物理学専攻博士課程修了。総合研究大学院大学名誉教授、名古屋大学名誉教授。理学博士。著書に『親子で読もう 宇宙の歴史』(岩波書店)、『疑似科学入門』(岩波新書)、『清少納言がみていた宇宙と、わたしたちのみている宇宙は同じなのか?-新しい博物学への招待』(青土社)、『江戸の宇宙論』(集英社新書)など多数。月刊「たくさんのふしぎ」に『重さと力 科学するってどんなこと?』(通巻301号)、『エネルギー』(通巻315号)がある。
東海林巨樹(しょうじなおき)
1980年生まれ。東京都在住。和光大学表現学部芸術学科を卒業後、2014年よりフリーランス。以降、雑誌・書籍・広告などのイラストレーションを手掛けている。「いきものづくし ものづくし」(福音館書店刊)では、はさみ(3巻)、ボール(5巻)、いす(9巻)、すうじ(10巻)を担当。
書誌情報
読んであげるなら | :5・6才から |
自分で読むなら | :― |
定価 | :440円(税込) |
ページ数 | :28ページ |
サイズ | :25×23cm |
初版年月日 | :2024年02月01日 |
通巻 | :かがくのとも 659号 |