作者


みねおみつ

内容紹介

明日は遠足、なのに空は雨模様です。

ゆり組の子どもたちは、てるてるぼうずをたくさん作り、おまけにビニールのマントをつけて、“スーパーてるてる”にしました。

その夜スーパーてるてるたちは、明日を天気にするために、巨大な雨雲にむかって飛んでいきます。

マントの力で風を起こして、黒い雨雲ふきとばせ!

担当編集者 より


作者のみねおみつさんは、自ら飛行機を操縦するプライベートパイロットです。

その豊富な飛行経験をもとに、リアリティある鳥瞰の絵を描いてこられました。

本作でも、巨大な雨雲やはるか眼下の町並みをみごとに描かれています。

一方のスーパーてるてるたちは愛らしく元気いっぱい。それにみんな個性的な表情をしていて、作った子どもたちの思いが伝わってくるようです。

よく見ると、作った子どもとてるてるの間に共通点も?

どうぞじっくり眺めて、発見を楽しんでください。

そうして思いが込められたてるてるたちだからこそ、雲を吹き飛ばす特別な力が宿ったのでしょう。

この本を読んだ子どもたちが、ともちゃんたちのように、特別な思いを込めたてるてるぼうずを作ってくれたら嬉しいです。

作者情報


みねおみつ


東京都生まれ。日本大学芸術学部卒業。公募団体に所属しタブローを発表したのち、個展活動とともに絵本の創作をはじめる。絵本に『でんしゃは うたう』(文・三宮麻由子)『モノレールのたび』『ちいさなひこうきの たび』『うちゅうはきみのすぐそばに』(文・いわや けいすけ/以上、福音館書店)『エアポートきゅうこう はっしゃ!』『そらからみると』(ともにPHP研究所)などがある。東京都在住。

書誌情報


読んであげるなら:5・6才から
自分で読むなら:―
定価:440円(税込)
ページ数:32ページ
サイズ:19×26cm
初版年月日:2020年06月01日
通巻:こどものとも771号