作者
いまきみち 作
内容紹介
女の子とおばあちゃんが散歩に出かけます。
「チュンチュン」と鳴いているすずめに
「すずめさん おはよう」、
「ツピツピツピー」とにぎやかなしじゅうからには
「しじゅうからさんは みんなでおしゃべり」
などと話しかけます。
春先の野道を歩きながら、女の子とおばあちゃんが出会った鳥たちと楽しくやりとりする様子を、鳥の鳴き声とともに描きます。

編集担当者 より
編集担当は子どもが赤ん坊だった時、
いまきみちさん作の『1から10のとりのかぞえうた』
(私家版・のちに「母の友」2019年5月号掲載)
という、10種類の鳥とそれらの鳴き声が刺繍で描かれた数え歌の絵本を一緒に楽しみました。
子どもはやがてベビーカーの上や自転車のチャイルドシートで、鳩やヒヨドリの姿を見つけたり、鳥の声が聞こえたりすると、指をさして教えるなどの反応を示すようになりました。
子どもとの暮らしの中で、鳥の姿を見つけて一緒に喜んだり、鳥の声に耳を傾けたりすることは、野生の生き物たちに心を寄せることができるささやかな楽しい時間です。
この絵本を手にとった親子が、お散歩や園への行き帰りの道すがら、『すずめさん おはよう』の女の子とおばあさんのように、鳥の存在を感じるという楽しみを、一つ増やしてもらえたらと思います。
作者情報
いまきみち
1944年、神戸市で生まれる。武蔵野美術大学デザイン科卒業。1973年に初めての絵本「あそぼうよのえほん」全3冊を出版。「こどものとも年少版」で「なぞなぞなーに」シリーズ、「たこらす」シリーズ、『ゆうちゃんとひよどり』(2018年2月号)、「こどものとも」と「こどものとも年中向き」で「ヒコリ」シリーズ、「かがくのとも」で『あかちゃんは ふしぎが いっぱい』(2016年7月号)、単行本に『あがりめ さがりめ』(以上、福音館書店)『とちのき』(そうえん社)などがある。神奈川県在住。
書誌情報
読んであげるなら | :2才から |
自分で読むなら | :― |
定価 | :440円(税込) |
ページ数 | :24ページ |
サイズ | :21×20cm |
初版年月日 | :2021年03月01日 |
通巻 | :こどものとも年少版528号 |