作者
ケッソクヒデキ 作
内容紹介
東京に住む家族が、名古屋の親戚のところまで、3つの電車を乗り継いで旅をします。
家族が乗るのは、都営地下鉄大江戸線に、JR中央線、そして、東海道新幹線。
途中、山手線や丸の内線、東北新幹線にドクターイエローなどなど、いろんな電車とすれ違ったり、並んで走ったり。
電車の迫力をとことん追求した、すべての乗り物ファンにおくる絵本です。
担当編集者 より
編集担当は、大の電車好き少年でした。
大きくてメタリックで色とりどりの車体、それが猛スピードで走るのですから、その姿にたまらなくワクワクしたものです。
特に、初めて訪れたターミナル駅で、新幹線や特急列車がたくさん行き交っている様子を見たときの胸の高鳴りは、いまでも覚えています。
現代の電車をたくさん登場させ、電車を見る喜びを、子どもたちに味わってもらえるような絵本を作れたら。そう思ってこの作品を企画しました。
本作を手がけたのはイラストレーターのケッソクヒデキさん。書籍の装画やポスター制作などの世界で活躍されてきた方です。
お父さんが電車の運転士だったというケッソクさんにとって、初めての絵本作品です。
今回、担当編集者とともに、何度も電車に乗り、駅構内や沿線をひたすら歩き回って取材を重ね、電車の迫力をとことん追求した圧巻の絵を描いてくれました。
電車好きの子にもそうでない子にも、この絵本で電車の迫力やかっこよさを味わってもらえたら嬉しいです。
本作で中心的な活躍をしているのは、都営地下鉄大江戸線と、JR中央線、それから東海道新幹線の3つの電車ですが、ほかにもたくさんの電車が、すれ違ったり、並んで走ったりしています。
皆、たくさんの乗客を乗せながら、それぞれの目的地を目指して威風堂々と走っています。そんな魅力的な「脇役」にも注目してみてください。
作者情報
ケッソクヒデキ(けっそくひでき)
1974年生まれ。東京工芸大学デザイン科卒業。第106回ザ・チョイス入選、第17回グラフィックアート『ひとつぼ展』入選、3×3 PROFESSIONAL SHOW NO.7,8入選。装画、広告、挿絵、絵本などで幅広く活動する。JAGDA会員、TIS会員。
書誌情報
読んであげるなら | :4才から |
自分で読むなら | :― |
定価 | :440円(税込) |
ページ数 | :28ページ |
サイズ | :19×26cm |
初版年月日 | :2021年09月01日 |
通巻 | :こどものとも年中向き 426号 |