作者


鍋田敬子 作

内容紹介


なっちゃんとたっくんはお迎えを待っています。

「あのな、ぼくの おとうちゃんはな、すごいんやで~」。
たっくんの言葉を皮切りに、二人のお母さんとお父さんの自慢合戦がはじまります。

速さ対決に料理対決、ユーモアたっぷりの自慢合戦はどんどんヒートアップし、やがて壮大な空想を交えた展開に。

豪快で楽しい空想がどこまでも膨らむ絵本です。

担当編集者 より


お迎えの時間は、子どもの生活において心が大きく動く瞬間です。日中離ればなれだったお母さんやお父さんが迎えに来てくれたとき、子どもたちはどんなに嬉しいことでしょう。

そんなお迎えの時間を舞台に本作でなっちゃんとたっくんが繰り広げるのは、お母さんとお父さんの自慢合戦です。ユーモアたっぷりのかけあいはどんどんヒートアップし、やがて壮大な空想を交えた展開に。大切な人の良いところを伝え合ううちに、さらにその人の素晴らしいところが見えて、もっともっと好きになっていく……。本作には、そんな幸せな感覚があります。

この本を楽しんだあとは、ぜひ親子やお友だち同士で、身近な人の自慢話に花を咲かせてくれたら嬉しいです。そして大好きな人のことを、もっと大切に思えますように。

作者情報


鍋田敬子(なべたけいこ)


1956年、香川県生まれ。九州産業大学芸術学部美術学科卒業。千葉県の小学校教諭を経て、現在はボランティアで子どもとともに、わらべうたや絵本、お話、手遊びなどを楽しんでいる。絵本に『うどんやの たあちゃん』『なっちゃんが ちっちゃかったころの おはなし』『はだかんぼうは つれていかないよ』(「こどものとも年中向き」2007年9月号)『ええこと おもいついた なっちゃん』(「同」2015年7月号)『ねこのごろんた』(「同」2018年7月号)『こいぬのこたろう』(「こどものとも」2020年4月号)『いなりまちゆき きつねでんしゃ』(「同」2021年10月号/すべて福音館書店)がある。千葉県在住。

書誌情報


読んであげるなら:4才から
自分で読むなら:―
定価:460円(税込)
ページ数:28ページ
サイズ:26×19cm
初版年月日:2024年04月01日
通巻:こどものとも年中向き 457号