作者


池谷陽子

内容紹介


くまのじいじと孫のぼくが、ふたりで一日を過ごします。

森へ出かけて木のいすを作ったり、

じいじに修理してもらった自転車に乗って、

ぼくがじいじのために花を集めに行ったり、

ブルーベリーをたくさん摘んでジャムを作ったり……。

最後は一緒にお昼寝です。

おじいさんと孫のあたたかい交流を、やさしいタッチの絵で描きます。

編集担当者 より


作者の池谷陽子さんはこれまでに、

ご自分のお子さんや、北海道で酪農をしていた頃に飼っていた牛やひつじなど、

ご自身のまわりの人や動物が登場する絵本をいくつか描かれてきました。

今作に出てくる、くまのじいじと孫のぼくも同じように、池谷さんのおつれあいとお孫さんがモデルになっています。

おつれあいとお孫さんは、よく一緒に工具を使って物をいじったり、庭で遊んだりして過ごしているそうです。

池谷さんは、そんなふたりの日常や関係性を絵本にできないかと思い、この絵本をつくられました。

お話の世界観によく合った、素朴でやさしい絵は、白いスクラッチボードに水彩絵の具で描かれています。

おじいさんと孫のあたたかなお話を、どうぞお楽しみください。

作者情報


池谷陽子(いけのやようこ)


東京都生まれ。北海道での酪農生活を経て、剣淵町の「絵本の館」で働き、現在は東京で絵本制作に励む。作品に『ほわほわひつじ』(「こどものとも年少版」2017年3月号)『のびのび おはよう』(「こどものとも0.1.2.」2015年3月号)『ぴったりこん』(「ちいさなかがくのとも」2016年3月号)『ひつじさん あそんでよ』(「同」2014年1月号)『おたんじょうびが やってくる』(「こどものとも年中向き」2011年6月号)『つきよのさんぽ』(「こどものとも」2006年10月号/以上、福音館書店)『エッサイの木』『こひつじたちのあいうえお』(ともに日本キリスト教団出版局)などがある。

書誌情報


読んであげるなら:2才から
自分で読むなら:―
定価:440円(税込)
ページ数:24ページ
サイズ:21×20cm
初版年月日:2020年09月01日
通巻:こどものとも年少版522号