作者
佐々木マキ 作
内容紹介
道ばたで、赤ちゃんがぐずって泣くのでお母さんが困っています。
そこへ通りかかった手品師。「赤ちゃんをすぐなきやましてみせますぞ」。
手品師は帽子から次々といろんなものを取り出して、赤ちゃんに手品を見せます。
でも、手品を見せても見せても、赤ちゃんは泣き止みません。
だんだんあせってきた手品師は……。
手品師のあわてぶりがユーモラスな絵本です。
編集担当者 より
絵本界に鮮烈な衝撃を与えた『やっぱり おおかみ』を代表作に持つ佐々木マキさん。
『やっぱり おおかみ』に影響を受けたという絵本作家は数知れずいます。
その後も、『おばけが ぞろぞろ』『はぐ』『へろへろおじさん』など、独特のユーモアをたたえたユニークな作品で子どもたちを魅了しています。
佐々木マキさんは、以前折り込みふろくのインタビューで
“子どもは子どもなりにいろいろつらいこともあって、そんな子どもたちに楽しい絵本を作っていく、そういう役割を自分の代でまたできれば一番いいなと思っています”
と語られていました。
今作では、泣いている赤ちゃんに手品師という組み合わせだけでも面白いのに、手品師の自信満々ぶりとは裏腹に、事態はどんどん違う方向に。
からりとした明るいユーモアのあるこの作品も、子どもたちを大満足させることでしょう。
作者情報
佐々木マキ(ささきまき)
1946年、神戸市生まれ。マンガ家、イラストレーター、絵本作家。『へろへろおじさん』で講談社出版文化賞絵本賞を受賞。絵本に『やっぱり おおかみ』『くった のんだ わらった』『まじょのかんづめ』『まちには いろんな かおが いて』『おばけが ぞろぞろ』『はぐ』『くりんくりん ごーごー』『へらへらおじさん』(「こどものとも」2020年7月号/以上、福音館書店)、『ぼくがとぶ』、「ぶたのたね」シリーズ、「ムッシュ・ムニエル」シリーズ(以上、絵本館)、「ねむいねむいねずみ」シリーズ(PHP研究所)など多数。京都市在住。
書誌情報
読んであげるなら | :2才から |
自分で読むなら | :― |
定価 | :440円(税込) |
ページ数 | :24ページ |
サイズ | :21×20cm |
初版年月日 | :2020年10月01日 |
通巻 | :こどものとも年少版523号 |