作者
兵藤崇之 文・絵
内容紹介
ツミは、とても小さな鷹です。
春に南のほうから渡ってきて、子育てをし、秋になるとまた南に移動します。
ツミはもともと山奥に暮らす、めったにみられない鳥でした。
しかし1980年代から、人の多く住む都市部でも繁殖が見られるようになったのです。
著者はその子育てを15年以上観察し、スケッチをしてきました。その豊かな表情を、じっくりご覧ください。
担当編集者 より
ツミは、とても小さな鷹です。大きさはヒヨドリと同じくらいですが、とても気が強く、自分よりも大きくて強いイヌワシや、時には人間にだって向かってきます。
ツミはもともと山奥に暮らす、めったにみられない鳥でした。しかし1980年代から、人の多く住む都市部でも繁殖が見られるようになったのです。
著者はその子育てを15年以上観察し、スケッチをしてきました。体は小さくても、姿は立派な鷹です。もちろんそのヒナの時は、ほかの猛禽類のヒナと同様、とても愛くるしいのです!
獲物を見つけ、襲いかかる前の体の変化。ヒナにエサをやるしぐさ。長年観察を続けてきた人だからこそ描ける、微細な表情や動きを、ぜひ誌面でご覧ください。
作者情報
兵藤崇之(ひょうどうたかゆき)
小さいときから、好きなのはお絵描きとお遊戯。好きな動物は、ネコ科の猛獣と猛禽類。小学生のころから水彩画を、大人になって日本画を学ぶ。会社勤めの合間に、趣味で猛禽の保護と観察、スケッチを続けて今日に至る。ツミの観察結果は、過去に学会では報告しているが、絵本にまとめるのは今回が初めて。
書誌情報
読んであげるなら | :― |
自分で読むなら | :小学中学年から |
定価 | :770円(税込) |
ページ数 | :40ページ |
サイズ | :25×20cm |
初版年月日 | :2022年3月01日 |
通巻 | :たくさんのふしぎ 444号 |