作者


みねおみつ

内容紹介


ふだん目にする貨車をたくさん連ねた長い編成の貨物列車。

いったいどこからどこへ向かっているのでしょう。

貨物列車の長い行程を、その出発のところから丁寧に描いています。

途中の貨物ターミナルでの働きや、終点の貨物駅に着いてからの働きなどなかなかわからない貨物列車の世界を知ることができる絵本です。

編集担当者 より


駅のホームに立っていると、大きな警笛を鳴らして貨物列車が通過していくところに遭遇することがあります。

その編成は旅客を乗せる電車よりも長く、しかもコンテナを積んだ貨車はその中身がわからずかなり謎な存在です。

お客さんを乗せる電車と違い、時間調整以外では旅客駅に停車することがないので、ゆっくりと観察することはできません。

そんな貨物列車の秘密を解き明かすべく取材を重ね絵本を制作しました。

出発駅、途中で貨物を連結する駅、終点の駅、それぞれのターミナル駅での働きぶり、車両基地では牽引する機関車の細部を、またコンテナの中に荷物を積み込むところを運送会社の流通倉庫で取材してきました。

貨物列車のことが少しでもわかってもらえたら嬉しいです。

作者情報


みねおみつ


東京都生まれ。日本大学芸術学部卒業。公募団体に所属しタブローを発表したのち、個展活動とともに絵本の創作をはじめる。絵本に『でんしゃは うたう』(文・三宮麻由子)『モノレールの たび』『ちいさな ひこうきの たび』『うちゅうは きみの すぐそばに』(文・いわや けいすけ/以上、福音館書店)『そらからみると』(PHP研究所)など。東京都在住。

書誌情報


読んであげるなら:5・6才から
自分で読むなら:―
定価:440円(税込)
ページ数:28ページ
サイズ:25×23cm
初版年月日:2020年11月01日
通巻:かがくのとも 620号