作者
石川直樹 文・写真
内容紹介
「デナリ」は、標高6000mを超す北米大陸の最高峰です。
作者はあるとき、たったひとりでこの山へ向かいました。
テントや食料など、生きるために必要なものはすべて自分ではこびます。
途中、足もとに危険な氷の裂け目があったり、はげしい雪や風に見舞われることもありました。
ようやく辿り着いた山頂では、広大な大地を見わたせる壮観な景色がまっていました。
作者・ 石川直樹さん より
ぼくは山が好きで、昔から登山をしてきました。
なかでも、富士山より高い山に登った最初の体験が、デナリでした。
薄い空気にもがきながらどうにか頂上に立ち、空へ向かう垂直の旅の楽しさをそこで初めて知ったのです。
そして今から数年前、ぼくは一人で、再びこの山に向かいました。
このデナリでの得がたい体験について書いた本です。
作者情報
石川直樹(いしかわなおき)
写真家。1977年東京生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。辺境から都市まで世界を旅しながら、作品を発表している。『NEW DIMENSION』(赤々舎)、『POLAR』(リトルモア)により、日本写真協会新人賞、講談社出版文化賞。『CORONA』(青土社)により土門拳賞を受賞。著書に、開高健ノンフィクション賞を受賞した『最後の冒険家』(集英社)など多数。絵本に『富士山にのぼる』(教育画劇)などがある。
書誌情報
読んであげるなら | :― |
自分で読むなら | :小学中学年から |
定価 | :770円(税込) |
ページ数 | :40ページ |
サイズ | :25×20cm |
初版年月日 | :2020年04月01日 |
通巻 | :たくさんのふしぎ 421号 |