作者
南塚直子 作
内容紹介
「おおきいいえにおおきいくまさん。ちいさいいえにちいさいくまさん」。
それぞれの家の中で、むしゃむしゃとごはんを食べて、ぴょんぴょんと体操をして、プープーとラッパを吹いて、ちゃぷちゃぷとお風呂に入り、夜になったらねむいねむいとおおあくび。
あたたかなベッドに入って、おやすみなさい。
くまさんたちの一日の生活を、陶板で表現した絵本です。
編集担当者 より
「こどものとも0.1.2.」では2作目となる南塚直子さんの陶板画の絵本です。
前作『ゆきがふってきたの』では、釉薬のつややかさを生かした落ち着いた画面が印象的でしたが、今作では明るい色彩の化粧土を用いて、柔らかで軽やかな画面を作ってくださいました。
ごはん、遊び、トイレにお風呂……くまさんたちの一日の生活は、ちょうど生活習慣が身につく頃の小さい子にとって近しいテーマです。
大きい家に暮らす大きいくまさんはおおらかで頼もしく、小さい家で小さいなりにきちんと生活をする小さいくまさんの姿は、かわいらしくもあり、凜々しくもあります。
まるでまねっこ遊びをしているかのようなユーモラスな世界、二人の関係を自由に想像しながら楽しんでほしいと思います。
作者情報
南塚直子(みなみづかなおこ)
和歌山県生まれ。ハンガリー国立美術大学で銅版画を、京都嵯峨美術大学陶芸科で陶板画を学ぶ。『キリンさん』(まど・みちお詩)で日本絵本賞受賞。銅版画の絵本に『やさしいたんぽぽ』『うさぎのくれたバレエシューズ』(ともに安房直子文、以上小峰書店)『うさぎのバレエだん』(石井睦美文、小学館)『なぞなぞアンデルセン』(石津ちひろ なぞなぞ、偕成社)など。陶板画による絵本に『月まつりのおくりもの』(石井睦美作、小学館)『ゆきがふってきたの』(「こどものとも0.1.2.」2018年12月号、福音館書店)。東京都在住。
書誌情報
読んであげるなら | :0才から |
自分で読むなら | :― |
定価 | :440円(税込) |
ページ数 | :22ページ |
サイズ | :20×19cm |
初版年月日 | :2021年03月01日 |
通巻 | :こどものとも0.1.2. 312号 |