作者
きくちちき 作
内容紹介
子どもが「どこどん どこどん どこどこ」と太鼓を叩いていると、ネコがきました。
ネコと一緒に太鼓を叩いていると、今度はイヌがきました。太鼓を叩くたびに動物の仲間が増えて、一緒に太鼓を叩きます。
最後は「どーん!」と大きな音を鳴らしてフィニッシュ! 太鼓のリズムに、赤ちゃんも思わず身体が動く絵本です。
作者・きくちちきさん より
息子が2歳のころ、ラップの芯をバチにして小さなイスを叩くタイコ遊びをよくしていました。
全身を使い、道具を使い、音を奏でる、その喜びがあふれていました。
次にぼくとのセッションが始まり、お互いの目を見て喜びと楽しさを分かちあいました。
そんな体験からうまれた絵本です。
みなさんも「どん!」とセッションを!
編集担当者 より
『たいこ どん』は、作者のきくちちきさんが息子さんとたいこ遊びを楽しんだ経験から生まれた作品です。
打楽器が生むリズムもそうですが、子どもを見ていると、歌や踊りも人類が生まれもった共通の喜びだと気付かされます。
言葉が生まれる前、原始の時代からあった喜びを私たち大人も肌感覚では理解していますが、より本能に近いところで生きる子どもたちはなおさらです。
子どもたちがすぐに歌い、踊り出す様子からもそれが分かります。
きくちちきさんと一緒に赤ちゃん絵本をつきつめていったら、言葉や年齢の壁をこえて人類みんなを喜ばせる絵本ができあがありました。
お子さんと一緒にどうぞお楽しみください。
作者情報
きくちちき
1975年、北海道生まれ。ブラチスラバ世界絵本原画展にて、2013年、デビュー作『しろねこくろねこ』(学研プラス)が金のりんご賞、2019年『もみじのてがみ』(小峰書店)が金牌を受賞。絵を担当した絵本に『もじもじこぶくん』『テオのりんご』(「こどものとも年中向き」2019年4月号)『こなやのこねこ』(「同」2017年5月号)。自作の絵本に『でんしゃ くるかな?』『ゆき』(ほるぷ出版)『とらのこ とらこ』(小学館)など多数。2020年『しろとくろ』(講談社)が産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞。
書誌情報
読んであげるなら | :0才から |
自分で読むなら | :― |
定価 | :440円(税込) |
ページ数 | :22ページ |
サイズ | :20×19cm |
初版年月日 | :2021年04月01日 |
通巻 | :こどものとも0.1.2. 313号 |