作者
大島加奈子 作
内容紹介
ダンゴムシやテントウムシ、モンシロチョウといった身近な生きものを飼ってみましょう。
飼育ケースがなくても、イチゴパックやペットボトルなどを再利用すれば大丈夫!
簡単なケースの作りかたや、お世話の方法、そして多様な生きものを飼育観察する喜びを伝えます。
さあ、お家の中に小さな生きもの園の開園です!
作者・大島加奈子さん より
姪が小さかった頃、よく手近な空パックで簡単な飼育ケースを作りました。
普段の暮らしの中でいつも見えるところにケースを置いておくと、いきものの思いがけない姿を間近に見ることができます。
飼うことで出てくるハテナとフムフム、そしてワクワク!
たくさんの嬉しい発見!
どうぞご一緒にひとつひとつ楽しんで下さい。
編集担当者 より
担当編集者が実際に飼育観察していた際の驚きを一つ紹介します。
捕まえたオタマジャクシのうち、1匹の尻尾の先がちぎれていて、この子は無事に大きくなれるだろうかと気にしていたのですが、飼っているうちに、見事になんの傷も残っていない状態に再生したのです!
その後、脚が生え、せっかく再生させたはずの尻尾をどんどん短くして無事にカエルになりました。
驚いて、尻尾の再生について少し調べてみたところ、オタマジャクシは再生能力を持っており、再生能力の研究素材ともなっていると知りました……実際に飼育していると、このように思いもよらないことがあるものです。
ぜひ、皆さんも、皆さんの、ちいさないきものえんを開園してはいかがでしょう?
まずは見つけやすいダンゴムシの飼育からはじめてみて下さい。
コロナ禍のストレスで気がふさぎがちな毎日も、きっと、楽しくなるはずです。
作者情報
大島加奈子(おおしまかなこ)
1968年神戸市生まれ。画家。幼少期をコンゴとアルジェリアで過ごす。多摩美術大学油絵科卒業後渡仏、アカデミー・グランド・ショーミエールにて学ぶ。フランスの美術展覧会「サロン・ドートンヌ」(藤田嗣治をはじめ実力派日本人画家たちの登竜門でもある)に入選(1994年、グランプリノミネート)。絵画教室「Atelier Lale/アトリエられ」主宰。「かがくのとも」は『ベランダでみつけたちいさなむし ヤマトシジミ』『まつぼっくり』『アリの かぞく』に続き4作目。東京都在住。
書誌情報
読んであげるなら | :5・6才から |
自分で読むなら | :― |
定価 | :440円(税込) |
ページ数 | :28ページ |
サイズ | :25×23cm |
初版年月日 | :2021年04月01日 |
通巻 | :かがくのとも 625号 |