作者
内容紹介
うさぎの子は、子りす、子羊、子鹿と出会い、森の中で飛び跳ねて遊びます。
ぴょーん ぴょーん くるりん ぽーん トン トーン タン ターン。4匹は夢中になって跳びっこをします。
いつのまにか日が暮れかかり、うさぎの子は家から遠いところまで来てしまったことに気がつきます……。
情感に溢れた絵が美しい、夏の森を舞台としたお話の絵本です。

担当編集者 より
砂場でお団子作りをしている友だちを見て、面白そう! と一緒にお団子作りを始めたり、お絵かきしている友だちを真似して一緒にお絵かきをしたり……と、子ども同士いつのまにか夢中になって、一緒に遊んでいる姿をよく見かけます。
八百板洋子さんがブルガリア留学時に見た森の動物から着想を得て作った、このお話の登場人物たちも、夢中になってとびはねて遊びます。
そのお話の世界を、ロシアの画家チャルーシナさんが見事に絵にしてくださいました。
チャルーシナさんの描く森の絵からは、鳥のさえずりや草のにおいまでしてきそうです。
動物たちが一緒になって生き生きと遊ぶ姿に、子どもたちは共感して楽しむことでしょう。
情趣あふれる美しい絵を幼い読者に届けられることを心からうれしく思っています。
作者情報
八百板洋子(やおいたようこ)
福島県生まれ。ブルガリアのソフィア大学大学院に留学。『ふたつの情念』(新読書社)、『吸血鬼の花よめ』でそれぞれ日本翻訳文化賞、『ソフィアの白いばら』で産経児童出版文化賞、日本エッセイスト・クラブ賞、『猫魔ヶ岳の妖怪』(以上、福音館書店)で産経児童出版文化賞美術賞、『金の鳥』(BL出版)で日本絵本賞を受賞。
ナターリヤ・チャルーシナ
ロシアのレニングラード市に生まれる。絵本に『もりの てぶくろ』『りすと もりのあしおと』(「こどものとも年少版」2015年12月号)『ちいさなはりねずみ』(「同」2018年3月号・いずれも八百板洋子文/以上、福音館書店)など。サンクト・ペテルブルグ在住。
書誌情報
読んであげるなら | :2才から |
自分で読むなら | :― |
定価 | :440円(税込) |
ページ数 | :24ページ |
サイズ | :21×20cm |
初版年月日 | :2021年08月01日 |
通巻 | :こどものとも年少版 533号 |